モロニ(その他表記)Moroni

デジタル大辞泉 「モロニ」の意味・読み・例文・類語

モロニ(Moroni)

コモロ共和国首都グランドコモロ島西岸に位置する。フランス領時代の1962年に、マヨット島ザウジから首都が移された。港があり、モヘリ島アンジュアン島航路で結ばれる。旧市街にはイスラム寺院や野外市場がある。

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精選版 日本国語大辞典 「モロニ」の意味・読み・例文・類語

もろ‐に

  1. 〘 副詞 〙 ( 「もろ」は諸の意か )
  2. はずれるところなく全面にそうなるさまを表わす語。まともに。完全に。
    1. [初出の実例]「上からは自在が掛って薬鑵の湯が沸(たぎ)って居た処へ双(モロ)に反(かへ)りまして」(出典真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉二九)
  3. 程度のはなはだしいさまを表わす語。非常に。大変に。
    1. [初出の実例]「いよっ。モロに酔ってやがるな」(出典:夢声半代記(1929)〈徳川夢声〉ドブで眠る)

モロニ

  1. ( Moroni ) アフリカ大陸東方、インド洋上の諸島国コモロ連合の首都。コモロ諸島の主島エンジャジジャ島西岸に位置する。

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改訂新版 世界大百科事典 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ
Moroni

アフリカ東岸沖のインド洋上にある島国コモロ連合の首都。人口4万(2003)。コモロの主島ヌジャジジャ(旧,グランド・コモロ)島西岸にある。港はあるが港湾施設は近代化されていない。バニライランイラン香料),コプラサイザル麻ニッケイなどの集散地で,加工場もある。古くからアラブの港であったが,1886年からフランスの支配下に入り,マダガスカルの一部として統治された。1947年に分離されてフランス海外領コモロの主都となった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ
もろに
Moroni

アフリカ南東部、マダガスカル島との間のモザンビーク海峡北端にある島国コモロの首都。同国の主島エンジャジジャ(旧称大コモロ)島西岸に位置する。人口4万6000(2007)。同島の主産物であるバニラ、イランイラン(香料)、コプラ、サイザル麻、ニッケイなどの集散地で、食品加工、製材、機械修理など小規模の工業も行われる。住民の大部分イスラム教徒でモスクが多い。

[林 晃史]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ
Moroni

コモロの首都。同国北西部,ンジャジジャ島南西岸に位置する港町。主産物のバニラ,カカオ,コーヒー,イランイラン,コプラ,サイザルアサ,シナモンなどを輸出。それらの加工業や,製材,機械修理など若干の工業がある。港は港湾設備が悪く,沖合い停泊のはしけ荷役。住民の大部分はイスラム教徒で,モスクが多い。人口 4万6000(2007)。

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百科事典マイペディア 「モロニ」の意味・わかりやすい解説

モロニ

アフリカ大陸東岸沖のインド洋上にある島国,コモロの首都。同国の主島ヌジャジジャ島の西岸に位置する。古くからアラブの港で,市街はその面影をとどめている。バニラ,カカオ,コーヒーなどの集散地で加工場もあり,これらを輸出している。人口4万275人(2002)。

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