大学等において研究開発に対する一定の理解のもと,研究資金の調達・管理,知財の管理・活用等をマネジメントする人材。欧米で企業研究を支える専門職として発展してきた。人口減少期に入った日本においても,科学技術政策を推進するための人材が不可欠との認識から,文部科学省では2012年(平成24)より支援事業を開始し,リサーチ・アドミニストレーター(URA)の育成・定着に向けたシステムの整備を急速に進めている。教員には,教育・研究・社会貢献・管理運営それぞれの役割を遂行することが要求され,年々それぞれの負荷も高くなってきている。教員実態調査からも研究時間の減少が確認されている。そうした中,研究活動に専念できる環境を整えるURAは重要な役割を担っている。一方,いまだURAの認知度は低く,研究上の事務処理を担う人材といった誤解も存在する。国際的な視野で大学の研究上の個性化とブランディングを進める司令塔として活躍することが期待されている。
著者: 山田剛史
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
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