日本大百科全書(ニッポニカ) 「リャードフ」の意味・わかりやすい解説 リャードフりゃーどふАнатолий Константинович Лядов/Anatoliy Konstantinovich Lyadov(1855―1914) ロシアの作曲家。生地のペテルブルグ音楽院でリムスキー・コルサコフに学び、卒業後母校で理論や作曲を教え、プロコフィエフやミャスコフスキーらを育てた。「五人組」の作曲家たちと交わり、ベリャーエフのグループに参加。また指揮者としても活躍した。ロシア民謡を収集、出版し、またロシア民話の幻想的な世界を題材にして『ババ・ヤガ』(1891?~1904)、『キキモラ』(1909)などの管弦楽曲や、細密画風のピアノ小品を残している。[益山典子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リャードフ」の意味・わかりやすい解説 リャードフLyadov, Anatolii Konstantinovich [生]1855.5.11. ペテルブルグ[没]1914.8.28. ノブゴロドロシアの作曲家。ペテルブルグ音楽院でリムスキー=コルサコフに学び,作曲活動にたずさわるほか M.バラキレフとともにロシア民謡を収集,1878年母校の教授となった。色彩的な管弦楽曲とロマン的なピアノ曲を作曲。代表作は交響詩『ババ・ヤガー』 (1904) ,同『魅せられた湖』 (09) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報