改訂新版 世界大百科事典 「レフトブッククラブ」の意味・わかりやすい解説 レフト・ブック・クラブLeft Book Club イギリスの左翼人読書クラブ。1936年5月,人民戦線に文化的・大衆的基盤を提供する目的で設立された。V.ゴランツ,E.J.ストレーチー,H.J.ラスキが選者となり,ファシズム,戦争,貧困を扱う選書を毎月配布し,機関紙《レフト・ニューズ》を発行,最盛期には5万7000の会員と1500の討論集団を擁した。労働党から支持されず,独ソ不可侵条約後は共産党との関係で指導部が分裂,48年10月解散。執筆者:都築 忠七 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「レフトブッククラブ」の意味・わかりやすい解説 レフト・ブック・クラブ 英国においてファシズムの脅威に対抗し,人民戦線を支持する啓蒙活動を行うために出版社主V.ゴランツが1936年に組織。E.J.ストレーチやH.ラスキを選者として左翼的な推薦図書を配布するとともに機関紙《レフト・ニューズ》を発行。最盛期には5万を超える会員をもったが,労働党からの支持がえられず,また共産党との関係で分裂したため,勢力を失った。解散は戦後の1946年。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by