日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワラビー」の意味・わかりやすい解説 ワラビーわらびーwallaby 哺乳(ほにゅう)綱有袋目カンガルー科ワラビー属に含まれる動物の総称。この属Protemnodonの仲間は、オーストラリア、タスマニア島、ニューギニア島に分布する小形カンガルーで約9種があり、育児嚢(いくじのう)はよく発達している。大きさは種によって異なり、頭胴長50~100センチメートルに達する。なお、より広義にはウサギワラビー属、イワワラビー属、ツメオワラビー属、ヤブワラビー属、クアッカワラビー属などの仲間もワラビーの名でよばれる。[中里竜二][参照項目] | カンガルー カンガルーのおもな種類〔標本画〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワラビー」の意味・わかりやすい解説 ワラビーwallaby 有袋目カンガルー科の動物のうち中型種の総称。比較的大型のワラビー属 Wallabia,岩地に適応したイワワラビー属 Petrogale,ウサギ大でとび方がノウサギに似たウサギワラビー属 Lagorchestes,尾の先端に角質の距 (けづめ) があるツメオワラビー属 Onychogaleaなどがいる。おもにオーストラリアに分布する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報