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アカバ Al-`Aqabah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アカバ
Al-`Aqabah

ヨルダン南端の港湾都市。紅海に連なるアカバ湾の最奥に位置し,外海に通じるヨルダン唯一の港である。イスラエルとの国境 3kmのところにあり,イスラエルのエーラト港と相対している。ソロモン王の時代のエジオンゲベル港が北西に隣接し,ローマ時代には軍事基地で,アエラナと呼ばれた。第1次世界大戦のとき,T.E.ロレンス (アラビアのロレンス) が奇襲して占領した物語は有名である。アンマンなどの内陸部とは幹線道路によって結ばれている。第2次世界大戦中に港はイギリスの手によって改善されて発展し,1961年に外航船用施設が整備された。港はヨルダンだけでなく,シリア,レバノンの紅海,インド洋への窓口として,重要な位置にある。空港もある。人口4万 6090 (1990推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

アカバ(‘Aqaba)

ヨルダン南部の都市。アカバ湾に面する。同国唯一の港湾であり、ソロモン王の時代から続く海上交通要所メッカ巡礼の中継地。第一次大戦中のアラブ反乱において、T=E=ローレンスらがオスマン帝国から同地を奪取した。近年は紅海有数の海岸保養地になり、ダイビングなどのマリンスポーツも盛ん。

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海藻海草標本図鑑の解説

アカバ

からだは膜状。小さい盤状根から叢生する。葉部の下部にいくにつれて細くなりくさび形を呈し,また,付着器直上ではわずかに茎状になる事もある。全体的に 大きくうねっており,さらに小さく不規則な波状のシワが全面に入る。分枝は見られないが,生長した個体では,しばしば縦に放射状に裂けて裂片を持つように なり,掌状に広がっている事も多い。手触りは表面は滑らかではあるがヌルヌルした感じではない。生育している時はやや丈夫な質感だが,採集後しばらくする と,もろく崩れやすくなる。生体は明るい茶褐色〜紫がかった紅色であり,老成すると暗紅色にまでなる。また,からだの上部にいくにつれて薄く明るい色へと グラデーションする傾向がある。押し葉標本は紙に付着する。

出典 千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場「海藻海草標本図鑑」海藻海草標本図鑑について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アカバ【al‐‘Aqaba】

アカバ湾の最奥部にあるヨルダン唯一の港。北西に国境をはさんでイスラエルの港市エイラトが隣接する。オスマン帝国時代には小村であったが,スエズ運河とヒジャーズ鉄道の建設により,交通上の要地となった。1917年オスマン帝国にたいして反乱を起こしたヒジャーズのシャリーフ,フサインの軍隊によって占領される。ヒジャーズがアブド・アルアジーズ・ブン・サウードに征服されると,トランス・ヨルダンのアブド・アッラーフ皇太子がアカバの権利を主張しこれを併合した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アカバ
あかば
‘Aqaba

ヨルダン南西部の港町。紅海の最奥部で、アラビア半島ヒジャーズ地方とシナイ半島に挟まれたアカバ湾の北端にある自然の良港。人口10万0700(2003推計)。海陸交通の要地で、かつて陸路でカイロからメッカに行く巡礼ルートの食糧補給地として重要であった。また、周辺を通過するアラブ系遊牧民の交易地であった、内陸国ヨルダンの唯一の海港で、近くにはイスラエルのエイラト港がある。1955年には新たに港湾設備が完成し、燐(りん)鉱石、カリ塩、野菜などを輸出する。[原 隆一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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