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アショフ Karl Albert Ludwig Aschoff

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世界大百科事典 第2版の解説

アショフ【Karl Albert Ludwig Aschoff】

1866‐1942
ドイツ病理学者ベルリンに生まれ,ボン,ストラスブールビュルツブルクの大学で医学を修め,レックリングハウゼンFriedrich von Recklinghausen(1833‐1910)門下で病理学専攻。1902年マールブルク大学教授,06年からフライブルクで30年間病理学教室を主宰した。心臓の生理と病理,血栓の形成,虫垂炎胆汁色素や胆道の研究など,多方面に病理生理学的業績をあげた。とくに細網内皮系の概念を樹立したことは有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アショフ
あしょふ
Ludwig Aschoff
(1866―1942)

ドイツの病理学者。1月10日ベルリンに生まれる。ボン、ストラスブールで医学を学び、1891~1893年ストラスブールでレックリングハウゼンF. D. von Recklinghausen(1833―1910)に、1893~1903年ゲッティンゲンオルトJ. Orth(1847―1923)に師事。1903年マールブルク大学教授。1906年フライブルク大学に迎えられ、30年間にわたって病理学教室を指導した。1942年6月24日、持病の喘息(ぜんそく)が悪化し世を去った。アショフは生理的医学(ウィルヒョーら)の伝統を受け継ぎ、生体の構造と生理機能とのかかわりを重視した。彼の業績は、リウマチの心筋変化、虫垂炎、動脈硬化症、胆石症、血栓、腎(じん)分泌、壊血病、細網内皮系など多方面にわたり、その多くは今日の医学に深い影響を及ぼし続けている。アショフの教室には日本からも数多くの医学者が学んだが、彼の指導で田原淳(たわらすなお)が心刺激伝導系、清野謙次(きよのけんじ)が生体染色について行った研究はとくに有名である。『アショフ病理学書』Pathologische Anatomie. Ein Lehrbuch fr Studierende und rzte(初版1909年)は第二次世界大戦前の日本で広く普及した。[梶田 昭]

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