Adobe Acrobat(読み)あどびあくろばっと

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

Adobe Acrobat

Adobe Systems社の電子ドキュメントのシステム。Acrobat ReaderAcrobat Exchange、Acrobat Distillerなどのソフトウェアから構成され、PDF(Portable Document Format)と呼ばれるファイル形式を利用する。PDFはプラットフォームに依存せず、レイアウトの再現性が高いことが特徴。Macintosh、WindowsUNIXなどが混在する環境でも、同じ書類を扱えるようになるため、ネットワーク上で文書の共有をする場合などにも向いている。PDFはPostScriptをベースにしており、テキストだけではなく、フォントや、画像データまで統合して扱える。ビューワー(閲覧用ソフトウェア)にはAcrobat Reader、Acrobat Exchangeなどがあり、PDF作成ソフトウェアにはAcrobat PDF Writer、Acrobat Distillerなどがある。Adobe Illustrator5.5J、7.0J、8.0JやAdobe PageMaker6.0J、6.5JはPDFの書き出しが可能。1997年5月に発売されたAdobe Acrobat 3.0Jで日本語に対応した。なお、Acrobat Readerはフリーソフトウェアで、Adobeのサイトなどで入手できる。

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IT用語がわかる辞典 の解説

アドビアクロバット【Adobe Acrobat】

アドビシステムズPDF形式の電子文書を作成・編集するためのソフトウェア。この形式で作成された電子文書は、専用の閲覧ソフトAdobe Readerにより、異なる環境においても元のレイアウトの通り表示印刷ができる。◇略して「Acrobat」ともいう。

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