テキスト

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

テキスト

文字コードだけで構成された文字列や文書データ。テキストだけを含むファイルを、テキストファイルという。通常、ワープロ・ソフトで作成したファイルには、テキストのデータ以外にも、書体や行間、用紙の設定などさまざまな属性情報が含まれている。そのため、特定のワープロ・ソフトでレイアウトを整えたファイルは、互換性のあるアプリケーションでなければ開けない。テキストファイルは、文字を扱うほとんどのソフトウェアで使える。ただし、異なるOS間では、使用する文字コードや改行コードが異なることがあるので、エディターやワープロ・ソフトで読み込む際に、変換作業が必要になる。

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パソコンで困ったときに開く本の解説

テキスト

人間が読み書きできる文字と、改行やタブなど一部の特殊なデータだけで構成されたデータのことです。「プレーンテキスト」ともいいます。
テキストファイルだけでなく、電子メールに添付された状態のファイルやHTMLのデータなど、見た目と違って実体はテキストというデータも多いです。「どう表示するか」は別問題なのです。
⇨HTML、ソース、テキストファイル

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デジタル大辞泉の解説

テキスト(text)

《「テクスト」とも》
書物の本文。版本や写本の本文。また、原典・原本。「複数のテキストが伝わる説話」「テキストクリティック」
教材とする書物。教科書。テキストブック。「放送講座のテキスト
コンピューターで扱う文字列や文章。文字コードのみから成る。テキストデータ。→テキストファイル

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百科事典マイペディアの解説

テキスト

ラテン語のtextus(〈織物〉の意)に由来し,テクストとも記す。フランス語ではtexte。(1)本文校訂においては,後代に付け加えられた注釈などに対して,原著者によって書かれた原典,本文。写本などで,何種類かの異本(バリアントvariant)が存在する場合,校訂者がその異同取捨選択または折衷し,もっとも原著者を反映するものとして決定した版を指す。(2)構造主義記号論においては,言語記号によって構築されたものをいう。小説と記録など従来別ジャンルとみなされたものを意味作用を行う記号体として横断的にみる観点に基づく。またさらに,記号として解釈できるものをすべてテキストとみなすこともある。都市のテキスト,建築のテキスト,映像のテキストなど。

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世界大百科事典 第2版の解説

テキスト【text】

ラテン語のテクストゥスtextus(〈織物〉の意)に由来し,テクストとも表記する。テキストはもともと文書の〈本文〉を指し,注釈,索引,挿画等と区別したり,歌曲や歌劇でメロディに対する言葉の部分の名称として慣用されていた。また古典文献学では,古代ないし中世の作品が写本によってしか伝承されていないために,学問的な選別整理を経て,真正な原形あるいは標準的な形態を再構成する作業がされてきた。印刷本および著者原稿を扱える近代文献学も同様の方法をとっている。

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図書館情報学用語辞典の解説

テキスト

(1)主として言語によって表現された資料一般.言語学や記号学分野では,単に記録された記号表現という意味ではなく,受け手と送り手コミュニケーション過程に位置付けられたテキスト概念が提唱されるようになり,その影響を受けて,単なる記録という以上の意味でこの語が使用されるようにもなってきた.さらに,言語表現だけでなく,図,写真,絵といった表現形式をとるものも広くテキストに含める考え方もある.「テクスト」と表記されることも多い.(2)印刷物の本文.(3)教科書,教材.

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精選版 日本国語大辞典の解説

テキスト

〘名〙 (text)
① 本文。序文や注釈、図表などに対していう。また、原文。翻訳や要約などに対していう。〔舶来語便覧(1912)〕
② 本や作品などが、異なる版や写本など、いろいろな形で存在する時、その版や写本をいう。
渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉一三「経籍の古版本古抄本を捜り討めて、そのテクストを閲し」
底本。翻訳や、異本を校合する際の基準として採用される本をいう。
④ 大学などの授業、読書会、放送講座などで使われる、それらの内容にかなった本。教科書。テキストブック
※故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉五「研究会に顔を出してゐるので、どうしても買はねばならぬテキスト」
⑤ 「テキストファイル」の略。

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世界大百科事典内のテキストの言及

【詩学】より

… 18世紀のロマン主義文芸運動以降は,しだいに新しい創作論や近代的な文芸批評が起こり,直接的にアリストテレスに拠る詩学は衰えたものの,言うまでもなく,今日の文学・芸術を考える上で,アリストテレスの《詩学》自体に含まれていたさまざまな論は,その価値を失っていない。【福井 芳男】
[フォルマリズムに始まる詩学の発展]
 〈詩学〉という言葉は,一般には詩の韻律・言語の分析や研究をいうが,構造主義の登場以後はとくにロシア・フォルマリズムに始まる詩,そして一般に文学テキストの構造的研究とその理論をさす。ロシア・フォルマリズム(1910年代後半に発足)は,世界の明視(ビジョン)の創造を芸術の目的とし,その方法は異化(V.シクロフスキーによる。…

【文学理論】より

…そしてその変貌の過程において登場してくるのが,文学理論と呼ばれるものなのである。
[テキスト論と読者論]
 その文学理論を支える特徴的な発想の中心にあるのが,テキストについての新しい考え方である。端的に言えば,これまでの文芸批評がその対象としての作者と作品を失ったあとに,文学理論の基礎として発見されたのが〈テキスト〉であるということになるだろう。…

【翻訳】より

…一般に翻訳とは,ある自然言語の語・句・文・テキストの意味・内容をできるだけ損なうことなく他の自然言語のそれらに移し換えることをいうが,とくに文学作品の,ある自然言語から別の自然言語への移し換えをいう場合もある。また,翻訳という言葉は翻訳の行為・活動・過程を指すこともあれば,翻訳の産物・作品を指すこともある。…

※「テキスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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