精選版 日本国語大辞典 「アナコンダ」の意味・読み・例文・類語
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アミメニシキヘビとともに世界最大のヘビとして知られるボア科の無毒ヘビ。南アメリカ北部,トリニダード島,アマゾン川流域に分布し〈アマゾンの主〉と呼ばれる。全長4~8m,最大は9mに達するが,12mくらいの個体が存在するものと現地では考えられている。頭部は小さいが胴が太く,体鱗は小さくて滑らか。ミズボアの別名どおり水辺にすみ,昼間は河川の浅瀬や水辺の枝に横たわり,夜間,水を飲みに岸辺にやってくるアグーチ,ペッカリーなどの哺乳類や水鳥をとらえ,また魚類やカメ,ワニのカイマンまでが餌の対象となる。大蛇ながら性質はおとなしく,人に危害を加えることはなく,陸上での動きはにぶい。卵胎生で全長70cmくらいの子ヘビを一度に30~80匹ほど生む。キイロアナコンダ(パラグアイアナコンダ)E.notaeusは全長3m余りの小型種で,背面は淡黄色。ボリビア,ブラジル西部からウルグアイ地方に分布する。
執筆者:松井 孝爾
アメリカ合衆国,モンタナ州南西部の鉱業都市。人口9400(2000)。1880年に銅産出の始まったビュートの西北西37kmに位置する。ビュートのアナコンダ銅鉱山会社が,84年にこの地に銅製錬工場を建設したことにより町が発展し,当初カパロポリス(銅の町)と呼ばれた。91年にはビュートとアナコンダ間の鉄道が完成し,同工場はその後の拡大・近代化により世界屈指の銅製錬工場としての地位を保ってきた。
執筆者:矢ヶ崎 典隆
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…約8属25種が知られ,大部分が南北アメリカに分布するが,マダガスカルボア属Acrantophis2種とサンジニアボア属Sanzinia1種がマダガスカルに,パシフィックボア属Candoiaの3種がニューギニアと南太平洋の諸島に分布している。最大はアマゾン流域に分布するアナコンダEunectes murinus(イラスト)で,最大全長が9mを超える。最小は全長約60cmのパシフィックボアで,他は全長2~4m。…
※「アナコンダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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