アボリジニ

共同通信ニュース用語解説 「アボリジニ」の解説

アボリジニ

オーストラリア大陸先住民。4万~5万年前にインドネシア方面から渡ってきたとされ、狩猟採集生活をしていた。18世紀の英国による植民地化以降、30万人以上いたとされる人口は、白人による虐殺疫病一時、数万人まで減少。1967年の憲法改正で、初めて人口統計に含まれるようになった。2016年時点でアボリジニら先住民は人口の3・3%相当の約80万人。(バンガンドー共同)

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「アボリジニ」の解説

アボリジニ
Aborigine

本来はその地域の昔からの住民を意味するが,通常はオーストラリア大陸およびその周辺島々の先住民をさす。約6万年前にアジア大陸から移住してきたとされ,狩猟・採集を生業とする。ヨーロッパ人が1788年に移住を開始する前の人口は,推定で30万~100万人といわれているが,その後,疫病などにより人口が激減した。現在では混血が進み,人口は約30万人以上といわれている。1967年の国民投票市民権が保障されるようになった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アボリジニ」の意味・わかりやすい解説

アボリジニ

「オーストラリア先住民」のページをご覧ください。

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