アメリカ学派(読み)アメリカがくは

百科事典マイペディアの解説

アメリカ学派【アメリカがくは】

(1)米国で1820年―1860年ころの産業資本確立期に,保護政策による国民的生産力の発展を企図した経済学派。D.レーモンド,F.リストらが中心。(2)米国のシカゴ大学に依拠する反ケインズ派の自由主義経済学派。ローザンヌ学派の流れをくみ,国家の経済干渉に反対し,自由競争は経済均衡を生むと主張。H.C.サイモンズハイエクらが中心。特に貨幣と信用の人為的調節に反対,自由企業制度を最良と説き,ハーバード大学ケインズ派修正資本主義とマルクス主義とを批判,共和党の政策に呼応。

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精選版 日本国語大辞典の解説

アメリカ‐がくは【アメリカ学派】

〘名〙 (American school の訳語) 経済学の学派の一つ。一八二〇~六〇年頃、アメリカにおいて、レーモンド、リスト、レー、ケアリーなどによって説かれた国民主義的な経済学。アメリカ産業資本の確立のため、国内市場の保護、開発政策を主張した。

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