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呼応 こおう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

呼応
こおう

文法用語。 (1) agreement; concord 統辞論的関係に立つ2つ以上の単語が文法範疇において対応する形をること。一致ともいう。英語のA dog is barking. Dogs are barking.では,主述関係にある名詞と動詞が数のうえで応している。ドイツ語の ein schwarzer Hund (黒犬) と eine schwarze Katze (黒猫) では,冠詞・形容詞・名詞がのうえで呼応している。 (2) 日本語文法で,ある種の副詞や助詞が,意味的に特定の表現を要求すること。たとえば,決シテが否定表現を,オソラクが推量の表現を要求するなど。この類の副詞は陳述副詞と呼ばれる。

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デジタル大辞泉の解説

こ‐おう【呼応】

[名](スル)
一方が呼びかけ、または話しかけ、相手がそれに答えること。互いに呼びかわすこと。受け答え。「一頭の犬の遠吠えに呼応して多くの犬が吠える」
互いに気脈を通じて物事を行うこと。示し合わせること。「陸と空から呼応して遭難者の救出に当たる」
文中で、ある語とあとに来る語とが特定の関係を示すこと。いわゆる係り結びのほか、否定・仮定・疑問の呼応など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こおう【呼応】

( 名 ) スル
呼び掛けに答えること。一つの行動にこたえて他方でも動きが起きること。 「中央に-して、地方でも抵抗の動きが見られる」
互いに気脈を通ずること。また、示し合わせて、相応じて物事を行うこと。 「前後から-して攻め寄せる」
文中で、上にある種の語句があると、下に一定の語または言い方が必要となること。係り結びもその一種。そのほか、「恐らく」の下には推量の助動詞が来るなどの類。

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