アラ・パキス(読み)アラパキス

百科事典マイペディア 「アラ・パキス」の意味・わかりやすい解説

アラ・パキス

ローマ皇帝アウグストゥスによるシリアガリアなどの平定を記念する祭壇Ara Pacis。〈平和の祭壇〉の意。前13年元老院建造発議,前9年完成。内側は果物(くだもの)や花の浮彫外壁上段を平和祭典の行列群像や女神,下段アカンサス文様の浮彫で飾る。現在ローマ国立美術館,ウフィツィ,ルーブルなどに分散。→ローマの平和

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