コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アリストクセノス Aristoxenos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アリストクセノス
Aristoxenos

前4世紀頃のギリシア哲学者で,古典古代における最初の音楽理論家。ピタゴラス学派の哲学を学んだのち,アリストテレステオフラストスに教えを受けた。和声と楽器との関係から推して,霊魂と肉体の関係を説いた。『和声学の諸原理と諸要素』が現存。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アリストクセノス【Aristoxenos】

前4世紀後半ごろの古代ギリシアの哲学者,音楽理論家。生没年不詳。初めピタゴラス派の哲学を学び,のちにアリストテレスの高弟となった。その立場はピタゴラス派の数の思弁を排し,アリストテレスの経験主義に立脚して,感覚(特に聴覚)を重視する理論を打ち出した点に特徴がある。著書に全3巻からなる《ハルモニア基礎論》と《リズム基礎論》(断片)の2冊が現存する。【片桐 功】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のアリストクセノスの言及

【リズム】より

…この問題に最初に光を投げかけたのは古代ギリシア人である。とくにアリストクセノスはこの理論史上,最初の最も重要な洞察を行った。彼は詩脚の分析から,最小の時間単位(クロノス・プロトス)を設定して,その複合から種々の脚を説明し,さらに長短をテシス(下拍)とアルシス(上拍)という概念でとらえた。…

※「アリストクセノス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

アリストクセノスの関連キーワードアリストテレス学派ディカイアルコスギリシア音楽逍遙学派微分音

今日のキーワード

悪魔の証明

証明が非常に困難なものごとを表す比喩表現。古代ローマ法において所有権の帰属証明が極めて困難であったことから、この言葉が初めて用いられたとされている。現代においては、権利関係や消極的事実の証明に関する法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android