アルツハイマー型認知症(読み)アルツハイマーガタニンチショウ

デジタル大辞泉の解説

アルツハイマーがた‐にんちしょう〔‐ニンチシヤウ〕【アルツハイマー型認知症】

認知症の約半数を占める疾患。脳内に異常なたんぱく質が蓄積し、神経細胞が変性・脱落して脳が萎縮していく。ひどい物忘れや時間・場所の見当識障害などの症状に始まり、高度の認知症となる。初老期(65歳未満)に発症するアルツハイマー病AD)、老年期(65歳以上)に発症するアルツハイマー型老年認知症(SDAT)、家族性アルツハイマー病(FAD)などがある。DAT(dementia of Alzheimer type)。AD(Alzheimer's disease)。
[補説]アミロイドβ蛋白質が凝集・線維化して老人斑を形成し、脳神経細胞を死滅させるとする説や、アミロイドβ蛋白質のオリゴマーが神経細胞のシナプスの機能を阻害し、認知機能を低下させるとする説がある。平成23年(2011)、家族性アルツハイマー病患者の皮膚細胞からiPS細胞が作製され、患者に由来する神経細胞に毒性の高いアミロイドβ42が通常の2倍産生されていることが確認された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

アルツハイマーがた‐にんちしょう ‥ニンチシャウ【アルツハイマー型認知症】

〘名〙 (アルツハイマーはドイツの精神科医 A. Alzheimer から) 大脳皮質が萎縮し、記憶と認知の障害が生じる病気。老年痴呆(認知症)と、アルツハイマーが一九〇七年に報告したアルツハイマー病をまとめた概念。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

適応障害

心理社会的なストレスがはっきりと認められ、情緒面や行動面に問題が生じるもの。職場の人間関係、夫婦間の葛藤を始め、親の離婚、子供の自立、失恋、身体疾患など、一過性のものから持続的なものまで、ストレス因子...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

アルツハイマー型認知症の関連情報