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アルデバラン Aldebaran

翻訳|Aldebaran

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルデバラン
Aldebaran

おうし座α星 (α-Tau) の固有名。アラビア語の「あとに従う者」の意味で,プレアデス星団に続いてのぼることからこの名がつけられた。和名でも「あと星」と呼ぶ。実視等級 0.86等,スペクトル型 K5,表面温度 3700℃の赤橙色に輝く巨星で,太陽の約5倍の質量および約 40倍の半径をもち,地球から 52光年の距離にある。実視連星で,実視等級 13.5等,スペクトル型 M2の主系列,表面温度 3300℃,半径が太陽の約半分の暗い赤い伴星がゆっくりと公転している。

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百科事典マイペディアの解説

アルデバラン

おうし座のα星。だいだい色の0.9等星。距離約60光年,直径は太陽の36倍。
→関連項目おうし(牡牛)座

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世界大百科事典 第2版の解説

アルデバラン【Aldebaran】

おうし座のα星。オレンジ色の輝星で,冬の夜を飾る1等星群の一つである。おうし座には,よく目だつプレヤデス星団(すばる)があり,この後から昇ってくるためアル・ダバランal‐Dabarān(後に続くものの意)というアラビア語名がつけられた。日本でも東北地方の一部で〈あとぼし〉の名が知られている。また,牡牛の右目の位置にあたり,Bull’s Eye(牛の目)の名もある。この星を含んでV字形に散りばめられた星の群れはヒアデス星団と呼ばれるが,たまたま同じ方向にあるだけで,アルデバランはヒアデス星団のメンバーではなく,距離はヒアデスの半分くらい近い。

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大辞林 第三版の解説

アルデバラン【Aldebaran】

牡牛おうし座のアルファ星。明るさ0.8等。冬空に輝く赤色の星で、地球からの距離65光年。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルデバラン
あるでばらん
Aldebaran

おうし座のα(アルファ)星の固有名。アラビア語で「後に続くもの Al Dabaran」の意で、同じおうし座のプレヤデス(すばる)よりも少し遅れて日周運動していることに由来する。日本でもいくつかの地方で「すばるの後星(あとぼし)」とよばれている。冬の夜空でオリオン座のすぐ北西、おうしの目の位置に赤橙(せきとう)色の光を放っている。中国では、付近の星と畢宿(ひっしゅく)(二十八宿の一つ)をつくる。
 平均の実視等級は0.85等であるが、0.2等の幅で不規則に変光。天球上の位置は、2000年分点の赤道座標で赤経4時36分、赤緯プラス16度31分である。地球からの距離は65光年。スペクトル型K5の巨星で、表面温度は4000K。質量は太陽の1.5~2.0倍程度、半径は約40~50倍。アルデバランには実視等級13.5等の暗い伴星がその周りをゆっくり回っており、実視連星である。公転周期は未定。伴星はスペクトル型M2型の主系列星で、表面温度は3500K程度、質量は太陽の約3分の1、半径は太陽の半分ぐらいである。
 アルデバランは天球上でヒヤデス星団の星々と並んで見えているが、星団には属していない。ヒヤデス星団はアルデバランよりも2倍遠くにあり、両者は空間的に離れている。アルデバランは古来、占星術では大吉の星とされていた。[岡崎 彰]

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