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アルブーゾフ アルブーゾフArbuzov, Aleksei Nikolaevich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルブーゾフ
Arbuzov, Aleksei Nikolaevich

[生]1908.5.26. モスクワ
[没]1986.4.20.
ソ連の劇作家。レニングラードの演劇学校を卒業。 1923年からモスクワとレニングラードのスタジオ劇団を転々としたのち,30年に最初の戯曲『クラス』 Klassを書いて,劇作家としてデビュー。その後,『愛すべき6人』 Shestero lyubimykh (1935) ,『遠い道』 Dal'nyaya doroga (35) ,『ターニャ』 Tanya (39) などの作品を相次いで発表したが,特に『ターニャ』は第2次世界大戦前のソ連戯曲の代表作とみなされている。また,シベリアの水力発電所建設現場を舞台に,現代の若い人々の生き方を描いた『イルクーツク物語』 Irkutskaya istoriya (59) は,彼の作家的名声を高めた傑作。そのほか『どこかでわれらを待っている』 Nas gde-to zhdut (63) ,『わたしの哀れなマラート』 Moi bedny Marat (65) など。

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百科事典マイペディアの解説

アルブーゾフ

ロシア(ソ連)の劇作家。1930年代初期から活躍,青年男女の生き方テーマにした作品が多く,戦前の《ターニャ》(1938年)と演劇界の雪どけの先ぶれとなった《イルクーツク物語》(1959年)が有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

アルブーゾフ【Aleksei Nikolaevich Arbuzov】

1908‐86
ソ連邦の劇作家。1930年から劇作を始め,《ターニャ》(1939初演),《暁の町》(1940初演)など,社会主義建設の中の青春像を新鮮な手法で描いた戯曲で演劇界に新風を吹き込んだ。第2次大戦後の話題作《イルクーツク物語》(1959初演)もその系列の作品。その後は中・老年層を主人公に,第2次大戦と人間の運命とのかかわり合いを書いたものが多い。繊細な人間観察やしゃれた会話,普遍的な問題の提起などが観客をひきつけ,今や世界中で彼の戯曲が翻訳・上演されている。

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