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アワゴケ Callitriche japonica Engelm.

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世界大百科事典 第2版の解説

アワゴケ【Callitriche japonica Engelm.】

庭などの湿った土地に生える雑草的なアワゴケ科の一年草で,小さく繊弱。全草無毛。茎は細く,分枝しながら地表をはい,先端部は斜上から直立する。葉は対生し,倒卵形で,小さく,葉腋(ようえき)に1個の微細な花をつける。花は淡緑色で目立たず,雄花は1本のおしべ,雌花は1本のめしべから成り,花弁も萼片もない。実は4個の種子を入れる。関東より西,四国,九州に分布し,特に利用されることのない,まったく目立たない雑草である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アワゴケ
あわごけ / 泡苔
[学]Callitriche japonica Engelm.

アワゴケ科の一年草。多くの枝に分かれ、高さ1~4センチメートル、小さく繊弱。葉は小さく倒卵形で長さ3~6ミリメートル。初夏、葉のわきに雄花と雌花をつける。雄花は2枚の包葉と1本の雄しべ、雌花は2枚の包葉と1本の雌しべのみからなる。果実は4個の分果に分かれる関東地方以西から沖縄、台湾に分布する。小さな葉の重なったようすが泡を思わせるので泡苔の名がある。なおアワゴケ科は、1属25種ほどからなる小さな科で世界に広く分布する。花被(かひ)はないが、胚(はい)や胚乳のでき方がシソ目に一致するので、合弁花類として扱われる。[山崎 敬]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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