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イアペトス Iapetos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イアペトス
Iapetos

ギリシア神話で,オリュンポスの神々より以前に世界の支配者であったとされる,ティタンと呼ばれる神々の一人。天空神ウラノスと大地女神ガイアの母子婚から生れ,兄弟のオケアノスの娘の一人クリュメネまたはアシアと結婚して,天を肩で支える巨人アトラスをはじめ,メノイチオス,プロメテウスエピメテウスら,名高い息子たちをもうけた。最後にはゼウスらオリュンポスの神々との戦いに敗れ,地下のタルタロスの牢獄に投じられたという。

イアペトス
Iapetus; Japetus

土星衛星。 1671年 G.カッシーニが発見した。1周する間に著しい光度変化を示すので知られる。これは衛星の表面の片側と他の側との間にアルベドの大きな差があり,しかも一面を常に主星に向けて公転しているためとみられる。公転周期は約 80日。直径 1440km。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イアペトス
いあぺとす
apetos

ギリシア神話の巨人。天空ウラノスと大地ガイアの子で、ティタン神族の一人。詩人ヘシオドスによると、彼はオケアノスとテテュスの娘クリメネを妻とし、アトラス、メノイティオス、プロメテウス、エピメテウスの父となった。したがって、プロメテウスの息子で人類の父となったデウカリオンの祖父にあたる。のちにイアペトスは、ほかのティタン神族とともにゼウスによって冥界(めいかい)タルタロスに投げ込まれた。[小川正広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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