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イボタガ Brahmaea wallichii japonica; Ligustrum moth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イボタガ
Brahmaea wallichii japonica; Ligustrum moth

鱗翅目イボタガ科。前翅長 44~55mm。触角は雌雄とも櫛状。翅は丸みを帯び,黒褐色の複雑な斑紋と縞模様があり,前翅後縁中央部には大きな眼状紋がある。成虫は年1回,春に発生する。食草はイボタノキモクセイトネリコネズミモチヒイラギ,ヤナギなど。若齢幼虫は7本の長い黒色の突起をもつ。北海道,本州,四国,九州に産し,原亜種は中国,インドに分布する。なおイボタガ科 Brahmaeidaeはヤママユガに近縁の特異な科で,日本産は本種のみである。

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百科事典マイペディアの解説

イボタガ

鱗翅(りんし)目イボタガ科の1種。大きなガで開張100mm内外,特異な眼状紋があり,日本特産。幼虫はイボタノキ,トネリコ,モクセイなどの葉を食べ,成虫は年1回,早春に発生する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イボタガ
いぼたが / 水蝋蛾
[学]Brahmaea wallichii

昆虫綱鱗翅(りんし)目イボタガ科に属するガ。インドから中国南部を経て日本に分布し、日本産はjaponicaという亜種に分類される。大形のガで、はねの開張は90ミリメートル内外。はねには無数の黒色波状線があり、前翅の翅底中央には眼状紋がある。幼虫はイボタノキ、モクセイ、トネリコ、ネズミモチなどモクセイ科の葉を食べる。若齢の間は7本の角質の長突起をもつが、終齢ではこの突起をもたない。土中で蛹化(ようか)し、翌春羽化する。成虫は年1回、春にだけ出現し灯火によく飛来する。北海道から鹿児島県屋久島(やくしま)まで分布する。イボタガ科は小さな科で、アフリカ、イタリア南部、東南アジアに20種ぐらいが知られ日本産は1種のみである。[井上 寛]

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