ウィルミントン(その他表記)Wilmington

デジタル大辞泉 「ウィルミントン」の意味・読み・例文・類語

ウィルミントン(Wilmington)

米国デラウェア州北東部の都市。同州最大の都市で商工業中心地。化学企業デュポン社創業の地で、デュポン家ゆかりの邸宅庭園博物館が多い。

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改訂新版 世界大百科事典 「ウィルミントン」の意味・わかりやすい解説

ウィルミントン
Wilmington

アメリカ合衆国デラウェア州北東部にある同州の州都人口7万2664(2000)。デラウェア川,クリスティナ川,ブランディワイン川の合流点に位置する。同州最大の都市で,商業,金融,工業の中心地。1802年,フランス人のÉ.I.デュポン・ド・ヌムールがブランディワイン川の岸辺に火薬製造工場を建設して以来,デュポン・ド・ヌムール会社とともに発達し,化学薬品工場,銅精錬所,造船所のほかに,自動車組立て,ゴム,皮革石油製品などの工場もある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィルミントン」の意味・わかりやすい解説

ウィルミントン
Wilmington

アメリカ合衆国,デラウェア州西端の港湾都市。クリスティナ川とデラウェア川の合流点に位置している。同州最大で,工業,金融,商業の中心地。 1638年スウェーデン人の入植に始り,55年にオランダ人が奪取,64年イギリス植民地となった。最初の 100年間は小農村であったが,1730年代にペンシルバニアから移住してきたクェーカー教徒によって発展の基礎が築かれた。周辺一帯は肥沃な農耕地となり,クリスティナ河畔には水力を利用した製粉など各種工場が立地。 1802年 E.デュポンが火薬工場を設立,1830年代以降は急速に工業都市として発展をとげた。主要生産物は,自動車,皮革,繊維,鉄鋼,化学製品など。多国籍化学メーカーとなったデュポン社の本社,デラウェア美術館,ヘイグレー博物館がある。人口7万 1529 (1990) 。

ウィルミントン
Wilmington

アメリカ合衆国,ノースカロライナ州南東部の都市。同州の主要な港がある。ケープフィアー川を約 50kmさかのぼったところにあり,1730年代に創設。 40年に町制をしいた。印紙税法に反対する最初の武装蜂起が,65年 11月にここで起った。独立戦争時にはイギリス軍指揮官 C.コーンウォリスが作戦本部をおき,南北戦争では南部同盟軍の重要な港となった。 1950年代にハリケーンによる大災害があったが,造船,近郊農業,観光,繊維その他の工業の発達によって経済的に立直った。ムースクリーク国立陸軍公園,ウィルミントン・カレッジがある。人口 10万6476(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィルミントン」の意味・わかりやすい解説

ウィルミントン
うぃるみんとん
Wilmington

アメリカ合衆国、デラウェア州北東部にある都市。人口7万2664(2000)。デラウェア川、クリスティナ川、ブランディワイン川の合流点に位置する。同州最大の都市で、商業、金融、工業の中心地。造船所、鉄道車両修理工場、化学製品工場、銅精錬所のほか、自動車組立て、ゴム、皮革、石油製品などの工業がある。1638年にスウェーデン人が永住を始め、その後、オランダ領(1655)、イギリス領(1664)となり、1682年に開拓者ウィリアム・ペンに割譲された。1802年フランス人デュポンがブランディワイン川の岸辺に火薬製造工場を建設して以来、ウィルミントンの工業はデュポン社とともに成長してきた。

[菅野峰明]

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百科事典マイペディア 「ウィルミントン」の意味・わかりやすい解説

ウィルミントン

米国,デラウェア州最大の都市。デラウェア河口に位置する港湾・工業都市で,造船・化学工業が発達。世界最大の化学会社デュポン社(デュポン財閥)の工場がある。7万851人(2010)。

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