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ウェーバー器官 ウェーバーきかん Weberian apparatus

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世界大百科事典 第2版の解説

ウェーバーきかん【ウェーバー器官 Weberian apparatus】

コイ目(コイ,オイカワドジョウ,カラシンなど)およびナマズ目(ナマズ,ギギなど)の魚類にみられ,うきぶくろと内耳との間に介在する4個の小骨片と,これらを内耳につなぐ付属構造とからなる聴覚器官。小骨片の大部分は第1~3脊椎骨に付属する骨が変形したものであるが,一部は結合組織から骨化したもので,各骨片は靱帯によって鎖状に連結する。後端にある骨片はうきぶくろの外壁に接し,前端にある骨片は内リンパ洞を通して内耳の小囊の壁へ連絡している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウェーバー器官
うぇーばーきかん
Weberian apparatus

硬骨魚類のコイ類(コイ、フナ、ナマズ、ウナギなど)では、椎骨(ついこつ)の前端3個から突起が生じ、変形してウェーバー小骨という骨片になる。3個のウェーバー小骨が連なったものがウェーバー器官で、発見者であるドイツの生理学者E・H・ウェーバーの名をとったこの器官は、うきぶくろと内耳とを連絡し、哺乳(ほにゅう)類の耳小骨と同じ働きをする。うきぶくろに生じた圧変化は、ウェーバー器官を介してリンパ管内の運動に変わり、球状嚢(のう)内の繊毛を動かし、聴覚を生じる。[川島誠一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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