現代外国人名録2016 「ウォン・カーウァイ」の解説
ウォン・カーウァイ
王 家衛
Wong Kar-wai
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- 香港
- 生年月日
- 1958年7月17日
- 出生地
- 中国・上海
- 学歴
- 香港理工学院グラフィック・デザイン科〔1980年〕卒
- 受賞
- 香港電影金像奨脚本賞〔1988年〕「最後勝利」,金馬奨最優秀作品賞(台湾)〔1990年〕「欲望の翼」,香港電影金像奨作品賞・監督賞(第10回)〔1991年〕「欲望の翼」,台北電影奨審査員特別賞〔1994年〕「重慶森林」,香港電影金像奨監督賞〔1995年〕「恋する惑星」,カンヌ国際映画祭監督賞(第50回)〔1997年〕「ブエノスアイレス」,セザール賞外国映画賞〔2001年〕「花様年華」,香港電影金像奨作品賞・監督賞・脚本賞(第33回)〔2014年〕「グランド・マスター」,亜洲電影大奨作品賞・監督賞(第8回)〔2014年〕「グランド・マスター」
- 経歴
- 5歳の時、香港に移住。1980年学校卒業後TVBに入り、製作助手としてドラマシリーズを担当。’82年より映画の脚本を書くようになり、「マカオ極道ブルース」「バンパイア・コップ」などを担当。’87年のパトリック・タム監督「最後勝利」の脚本では香港電影金像奨(香港アカデミー賞)脚本賞を受賞。’88年「いますぐ抱きしめたい」で監督デビュー。’90年の「欲望の翼」は第10回香港アカデミー賞で主要5部門(作品,監督,主演男優,撮影,美術)を制した。’94年「恋する惑星(原題:重慶森林)」の大ヒットで世界的に地位を確立。’97年「ブエノスアイレス」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。2007年初の英語・アメリカロケ映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を監督。2013年、ブルース・リーの師匠イップ・マンの生涯を描いた「グランド・マスター」を発表、始めてカンフー映画に挑む。他の作品に「楽園の瑕(原題:東邪西毒)」(1994年,2009年再編集)、「天使の涙」(’95年)、「花様年華」(2000年)、「2046」(2004年)、「The Lady from Shanghai」(2009年)、「グランド・マスター」(2013年)、オムニバス映画「愛の神、エロス」の一編「若き仕立屋の恋」(2005年)など。2006年カンヌ国際映画祭審査委員長を務めた。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報