ポリウレタンを骨格とする発泡体。ポリウレタンを合成する際,グリコール成分とジイソシアネート成分が水により反応し橋架け結合によって網状化する際に発生するガスを利用して,発泡体をつくる。
必要により他の発泡剤や発泡均一化剤が加えられることもある。得られるフォームには,軟質,半硬質,硬質の各種がある。軟質フォームはクッション性(形状復帰性)にすぐれており,マットレス,シートなどに用いられる。硬質フォームは剛性があり,断熱性,低温特性にすぐれているため,冷蔵庫用断熱材が最大の用途である。ほかにLPGやLNGタンカーの断熱材にも用いられる。半硬質フォームは衝撃吸収力を利用して,自動車の内装材におもに用いられるほか,表皮を一体成形でつくる技術(インテグラルスキンドフォーム)が開発されたため,ファッション性も生かされるようになった。
成形方法には,ワンショット法とプレポリマー法がある。前者は,原材料を同時に混合し,型内で発泡させる方法で,経済的であるため軟質フォームはほとんどこの方法でつくられている。プレポリマー法は,ジオールとジイソシアネートから,まずプレポリマーをつくり,ついで架橋発泡させる方法であり,発泡の均一性がよいため,硬質フォーム,半硬質フォームなど品質を重視する用途に用いられている。
執筆者:森川 正信
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
7/28 化学辞典 第2版(森北出版)を更新
6/26 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/17 デジタル大辞泉プラスを更新
4/17 デジタル大辞泉を更新
2/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新