エジソン効果(読み)エジソンコウカ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「エジソン効果」の意味・読み・例文・類語

エジソン‐こうか‥カウクヮ【エジソン効果】

  1. 〘 名詞 〙 高温金属から電子外部へ放出される現象。一八八四年にエジソン発見。O=W=リチャードソンによって初期研究が行なわれたのでリチャードソン効果ともいう。

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百科事典マイペディア 「エジソン効果」の意味・わかりやすい解説

エジソン効果【エジソンこうか】

電球フィラメントそば金属板置き両者の間に電圧をかけると,金属板がフィラメントに対して正電位になるときだけ電流が流れる現象。1884年エジソンが発見。フィラメントから放出される熱電子が正電位に引き寄せられるため起こる。一般に,高温に熱せられた金属の表面より熱電子が放出される現象をエジソン効果ということもある。
→関連項目フレミング

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世界大百科事典(旧版)内のエジソン効果の言及

【電子放出】より

…このような現象を熱電子放出thermionic emission,その電子を熱電子という。熱電子放出は,1884年にT.A.エジソンにより発見され,O.W.リチャードソンにより研究が進められたので,エジソン効果またはリチャードソン効果とも呼ばれる。熱電子放出はいわば電子の“蒸発”現象としてとらえることができる。…

※「エジソン効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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