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エバンジェリン エバンジェリン Evangeline

4件 の用語解説(エバンジェリンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エバンジェリン
エバンジェリン
Evangeline

アメリカの詩人 H.W.ロングフェローの長詩。 1847年刊。相思相愛の婚約者である村の若い男女が,北アメリカにおける英仏の抗争により離ればなれになり,何年もお互いに捜し求めた末,ようやく再会したときには,かつての青年は年老いて死の床にあり,その死の衝撃で女主人公も落命,ともに葬られるという悲恋を物語る。

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デジタル大辞泉の解説

エバンジェリン(Evangeline)

ロングフェローによる長編の物語詩。1847年発表。夫婦生き別れの実話をもとに書かれた悲恋哀詩。

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世界大百科事典 第2版の解説

エバンジェリン【Evangeline,A Tale of Acadie】

アメリカの詩人ロングフェローの物語詩。1847年刊。フレンチインディアン戦争(1755‐63)のさなか,アカディアを逃れたエバンジェリンとゲーブリエルという恋人どうしが,別れ別れになってついにこの世では結ばれず,並んで墓地に葬られて初めていっしょになるという悲恋もの。友人から聞いた実話をもとに書かれたこの作品は,ノスタルジアロマンムードの強かった当時のアメリカで発表と同時に爆発的人気を呼んだ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エバンジェリン
えばんじぇりん
Evangeline. A Tale of Acadie

アメリカの詩人ロングフェローの長編物語詩。1847年作。1755年アカディー(現ノバ・スコシア)のフランス系植民者たちがイギリス軍に強制移住させられたときの実話をもとに、ゲーテの『ヘルマンとドロテーア』、スウェーデンの詩人テグネルの恋愛物語などにならって書かれた悲恋哀詩。牧歌的なグラン・プレ村の若い男女ガブリエルとエバンジェリンは、結婚式当日イギリス軍に追われ、生き別れの身となる。夫を探し求める主人公エバンジェリンはアメリカ各地を彷徨(ほうこう)、長い年月ののち、悪疫の蔓延(まんえん)するフィラデルフィアの施療院で看護中、臨終まぎわの夫とようやく再会する。その叙情性と平易な詩語のために、広い読者層の好評を得た。[池田孝一]
『斎藤悦子訳『エバンジェリン』(岩波文庫) ▽剣持武彦著『ロングフェロー』(『欧米作家と日本近代文学 第一巻』所収・1974・教育出版センター)』

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世界大百科事典内のエバンジェリンの言及

【アカディア】より

…イギリスとフランスの抗争は,1713年のユトレヒト条約で終止符が打たれたが,この地を領有することになったイギリス人は,フレンチ・インディアン戦争の勃発とともに,アカディア人がフランス人と結ぶことを恐れ,55年アカディア人を南方へ強制移住させた。この悲劇はアメリカの詩人ロングフェローの長詩《エバンジェリン》で有名である。【大原 祐子】。…

【ロングフェロー】より

…その後,母校の近代語の教授,さらにハーバード大学に招かれてジョージ・ティクナーの後を継いで近代語の教授を務め,再びヨーロッパに留学した。その間にも早くより創作を始め,作者のヨーロッパ趣味を漂わせる散文《海の彼方に――巡礼は海を越えて》(1833‐34),自伝的な散文《ハイペリオン》(1839),有名な〈人生のうたA Psalm of Life〉を含む詩集《夜の声》(1839),《バラードその他の詩集》(1842),フレンチ・インディアン戦争当時の実話をもとにした悲恋叙事詩《エバンジェリン》(1847),インディアン伝説に取材した《ハイアワサの歌》(1855),初期プリマス植民地を背景とする恋愛叙事詩《マイルズ・スタンディッシュの求婚》(1858)などの作品を次々と発表し,教授詩人として並々ならぬ名声を確立しながら,さらにダンテの《神曲》の翻訳(1865‐67)も行った。しかし同時代のJ.R.ローエルが《ビッグロー・ペーパーズ》などで反奴隷制の論争を展開したのに比べれば,ロングフェローの立場は,ローエルに現実逃避と非難されたO.W.ホームズの立場に似ている。…

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