コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エビジャコ Crangon affinis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エビジャコ
Crangon affinis

軟甲綱十脚目エビジャコ科 Crangonidaeの小型エビ。体長約 4.5cmで,体の前半部はかなり扁平。黒褐色の色素胞が無数にあり,環境に敏感に反応して濃淡模様を変化させる。中国と日本の内海,内湾の浅海に多産し,冬は沖合いのやや深いところに移動する。エビジャコ科は第1胸脚が不完全な鋏脚となっており,可動指が鎌状である。浅海から水深 400mほどにかけて近縁種が多いが,いずれも小型である。本種はほかのエビ類と混獲され,佃煮や釣りのまき餌に使われる。(→甲殻類十脚類節足動物軟甲類

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

エビジャコ

甲殻類エビジャコ科のエビ。体は側扁して褐色〜黒褐色。はさみの形に特色があり,先端の可動指は掌部の外端から直角に出て鎌形。触角は割合に短く,体長は4.5cmぐらい。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エビジャコ
えびじゃこ / 蝦雑魚
[学]Crangon affinis

節足動物門甲殻綱十脚目エビジャコ科に属するエビ。内湾浅海性で、本州北部から九州までの各地、朝鮮半島、中国北部に分布する。体長約5センチメートルで、背腹は扁平(へんぺい)。額角(がっかく)は短く、眼柄(がんぺい)の先端に達しない。第1胸脚は不完全なはさみで、可動指が鎌(かま)形。第2胸脚は著しく細くてはさみをもち、腕節が多数の節に分かれている。褐色あるいは黒褐色であるが、環境にあわせて体色を変化させることができる。生活史には長短2世代がある。長期世代は2月下旬から4月下旬に産卵された寿命1年の群、短期世代は長期世代の一部のものが秋に産卵したもので、半年余の寿命の群である。佃煮(つくだに)や釣りの撒餌(まきえ)に利用される。[武田正倫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

エビジャコの関連キーワードエビジャコ(蝦雑魚)エビヤドリムシ海老雑魚海老蝦蛄蝦雑魚甲類

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android