オサゾン(英語表記)osazon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オサゾン
osazon

α-ジケトン,α-ヒドロキシケトン,α-アミノケトン,およびα-ケトアルデヒド,α-ヒドロキシアルデヒド,α-アミノアルデヒドなどのように,隣接する炭素原子の一方に =O ,他方に =O ,-OH ,-NH2 のついた化合物に2分子のヒドラジン類が縮合して生じるジヒドラゾン類の総称。一般に水に難溶,エチルアルコールに易溶の黄色結晶。アルドースまたはケトースのオサゾンはこれらの定性確認に重要である。

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栄養・生化学辞典の解説

オサゾン

 一般式は,-C(=NNHC6H5)-C(=NNHC6H5)-と表す.フェニルヒドラジン2分子とα-ヒドロキシアルデヒド,α-アミノケトン,α-ジケトンなど,隣接炭素原子の一方に=O,他方に=O,-OH,-NH2の官能基を有する化合物(例えばグルコース)が縮合して得られるジヒドラゾンの総称.フェニルヒドラジンはニトロ誘導体,ブロモ誘導体の場合もある.フェニルヒドラジンを用いたフェニルオサゾンが代表的で,単にオサゾンともいう.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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