オタカラコウ

百科事典マイペディアの解説

オタカラコウ

キク科の多年草。秋田以南の日本,東アジア〜ヒマラヤの暖〜温帯に分布し,深山の谷川のほとりなどにはえる。高さ1〜2m。根出葉は大きく心臓形で,長い柄がある。夏〜秋,茎の上部に,舌状花と筒状花からなる黄色の頭花を総状につける。舌状花は長さ約2.5cm。近縁のカイタカラコウは,中部地方の高山にはえ,散房状の花序をつける。メタカラコウは,全体にやや小型で,総状花序をつけ,葉は心臓形三角形で,角は鋭くとがる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オタカラコウ
おたからこう
[学]Ligularia fischeri (Ledeb.) Turcz.

キク科の多年草。茎は直立し、高さ1~2メートル。根出葉は数枚あり、いずれも長い葉柄がある。茎葉は少数で、葉柄は短い。7~11月、茎頂に総状花序をつけ、下部から開花する。花は舌状花と筒状花とからなる頭花で、上向きに開き、花が終わると下向きになる。舌状花は1頭花当り5~9個である。全体に小形ではあるが、これに似ているメタカラコウの舌状花は1頭花につき1~3個と少ない。深山の谷川や湿った斜面に群生する。ヒマラヤから中国中部を経て、日本の東北地方南部まで分布する。地方によってはキチガイブキとよばれる。[小山博滋]

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世界大百科事典内のオタカラコウの言及

【メタカラコウ】より

…本州~九州から台湾,中国大陸にかけて分布する。本種に近縁なものにオタカラコウL.fischeri (Ledeb.) Turcz.(イラスト)がある。ヒマラヤから中国,シベリア東部から日本へと広く分布するが,北海道と東北地方北部にはない。…

※「オタカラコウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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