デジタル大辞泉
「オマルハイヤーム」の意味・読み・例文・類語
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オマル・ハイヤーム
`Umar Khayyām
[生]1048. ニーシャープール
[没]1131. ニーシャープール
ペルシアの詩人,科学者。雅号ハイヤームは「天幕作り」を意味し,おそらく父の職業からとったものであろう。在世中は詩人としてより偉大な科学者として知られ,セルジューク朝のマリク・シャーの保護を受け,天文観測で活躍,ジャラーリー暦制定に参加した。天文学,数学に精通,多くの科学書をアラビア語で著わし,中世科学史上に「オマル・ハイヤームの時代」を築き,偉大な足跡を残した。余暇にペルシア語で詠んだ『ルバーイヤート』 Rubā`īyāt (四行詩集) が 19世紀の中頃イギリスの詩人 E.フィッツジェラルドによって英訳され,以来詩人としても高く評価されるようになった。今日では世界的に最も有名なペルシア詩人である。彼の詩は,合理主義的悲観論,唯物主義的無神論,宿命論,不可知論が底流をなし,哲学的刹那主義が強調され,宗教的色彩はほとんどない。『ルバーイヤート』にはほかの詩人たちの作品もかなり混入していると思われ,真偽の判定は 19世紀以来諸学者の論議の的となって今日に及んでいる。
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オマル=ハイヤーム
‘Umar Khayyām
1048〜1131
セルジューク朝の第3代マリク=シャーに仕えたイラン系の詩人・科学者
『ルバイヤート』(4行詩集)の作者として知られるが,ペルシア・インド・ギリシアの哲学にも通じ,3次方程式の解法を示した数学者でもある。またメルブの天文台長の職にあって,グレゴリ暦よりも精密なジャラリー暦の制定に従事した。
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オマル・ハイヤーム
‘Umar Khayyām
1048~1131
イランの詩人,科学者。天文学,数学に精通し,ジャラール暦(一種の太陽暦)制定に参加した。余暇に詠んだ『ルバイヤート』(四行詩集)は合理主義的悲観論,刹那主義を強調し,世界的に名高い。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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オマル・ハイヤーム
生年月日:1048年5月15日?
ペルシアの詩人,科学者
1131年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
世界大百科事典(旧版)内のオマルハイヤームの言及
【ウマル・ハイヤーム】より
…イランの詩人,天文学・数学・医学・科学者。オマル・ハイヤームとも呼ばれる。ニーシャープールに生まれ,26歳でセルジューク朝のスルタン,マリク・シャーの宮廷に登用された。…
※「オマルハイヤーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」