刹那主義(読み)セツナシュギ

デジタル大辞泉の解説

せつな‐しゅぎ【刹那主義】

過去や将来のことを考えないで、ただ現在の瞬間を充実させて生きればよいとする考え方。また、一時的な快楽を求めようとする考え方。「刹那主義の若者」

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大辞林 第三版の解説

せつなしゅぎ【刹那主義】

現在の瞬間を生きることに全力を尽くすという考え方。一般には一時的な快楽を追求する考え方をいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

刹那主義
せつなしゅぎ
momentalism

過去、未来を思わず、現在の刹那、瞬間に生きようとする考え方。文学的には、人間本来の欲望、感情、意志を重視、既成の価値観念を無視して刹那に全力を尽くす快楽主義の一種で、霊肉一致を理想とする。いっさいの宗教、道徳を排する世紀末的芸術至上主義に相通じる。一般には、日々の享楽のみを追求する生活態度をいう。[船戸英夫]

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精選版 日本国語大辞典の解説

せつな‐しゅぎ【刹那主義】

〘名〙 過去や将来を考えず、ただ現在の瞬間の感情・生活を充実させて生きようとする考え方。一般的には、一時的な享楽にふけることに価値を置く立場をさしていうことが多い。
※断橋(1911)〈岩野泡鳴〉三「渠は現実の内容を最も充実的に握ると云はれる刹那主義の現在主義、生々主義である」

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