OS/2(読み)オーエスツー

百科事典マイペディア 「OS/2」の意味・わかりやすい解説

OS/2【オーエスツー】

32ビットパソコンのために,IBM社が開発したOSオペレーティングシステム)。当初マイクロソフト社と共同開発であったが,その後マイクロソフト社がMicrosoft Windowsに力を入れたためIBM社の単独開発となった。LANサポート,データベースサービスをサポートする。メモリー空間が,MS-DOSの640キロバイトに対して,16メガバイトあることが最大特徴である。このため,プログラムサイズの大きなアプリケーションソフトを実行すること,複数のソフトを同時に動かすこと(マルチタスク)などが可能である。また,マルチウィンドウサービスも提供している。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「OS/2」の解説

OS/2

1987年、米IBM社とマイクロソフトが開発したOS。PC/AT互換機上で動作する。オブジェクト指向GUIやプリエンプティブマルチタスク機能Windows 3.1やPC DOSのソフトウェアを動作させることもできるWin-OS2という機能を搭載する。Ver3.0から、OS/2 Warpという名称に変更された。

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IT用語がわかる辞典 「OS/2」の解説

オーエスツー【OS/2】

IBMとマイクロソフトが開発したパソコン向けのオペレーティングシステム。初代バージョンは1987年に発売。◇「operating system/2」の頭文字から。

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世界大百科事典(旧版)内のOS/2の言及

【オペレーティングシステム】より

…Windows95/98には統合された。OS/2,OS/2ワープIBMのパソコン向けのOS。最初はマイクロソフト社と共同開発だったが,バージョン2からは独自開発。…

※「OS/2」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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