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マイクロソフト まいくろそふとMicrosoft

翻訳|Microsoft

知恵蔵の解説

マイクロソフト

パソコン用OS「ウィンドウズ」、ビジネス用ソフト「マイクロソフトオフィス」などで知られる企業。1975年、ビル・ゲイツポール・アレンによって設立。OSなどの基幹ソフトウエアでのシェアを背景に、パソコン市場では大きな支配力を持つ。80年代初めよりパソコン用ゲーム市場でビジネスを行っていたが、本格的な取り組みは、98年にセガへ技術提供を行ったところから。その後、2001年11月、米国で据え置き型家庭用ゲーム機「Xbox」を発売する。ゲーム市場でのシェアは、パソコン市場での影響力ほど高くないが、米国を中心に評価は高まっており、日本以外ではビジネスも成功に近付きつつあるといえる。

(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

パソコンで困ったときに開く本の解説

マイクロソフト

OSであるウィンドウズや、ワードエクセルなどのビジネス向けソフトウエア、ウェブブラウザのインターネット・エクスプローラーなどを開発した世界最大のソフトウエア開発企業です。企業内で使うサーバーから携帯電話まで、いろいろな機械向けにソフトを開発しています。
⇨ウィンドウズ、オフィス

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

マイクロソフト

1975年にビル・ゲイツ現会長らによりコンピューターソフトウエア制作会社として設立。85年に最初のパソコン向け基本ソフト「ウィンドウズ」を開発した。07年6月期の売上高は511億2千万ドル(約5兆4437億円)。世界103カ所に事業拠点があり、全世界の従業員は7万8千人。

(2008-02-02 朝日新聞 朝刊 1総合)

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デジタル大辞泉の解説

マイクロソフト(Microsoft Corporation)

米国の世界最大手のコンピューターソフトウエア会社。1975年、ビル=ゲイツとポール=アレンにより設立。代表的な製品に、パソコン用オペレーティングシステム「Windows」シリーズ、ビジネス用アプリケーションソフト「Microsoft Office」、ブラウザーソフト「Internet Explorer」などがある。MS

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

マイクロソフト

Microsoft」のページをご覧ください。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マイクロソフト
Microsoft Corporation

世界最大規模を誇るアメリカ合衆国のコンピュータ・ソフトウェア会社。世界のコンピュータ市場に出回るパーソナル・コンピュータの 85%以上がマイクロソフトのオペレーティングシステム OSを搭載する。1975年ハーバード大学を中退したウィリアム・H.ゲイツとその友人のポール・G.アレンが,世界初のコンピュータ・ソフトウェア会社としてニューメキシコ州アルバカーキに設立。1981年には組織を改編し株式会社となる。1986年ナスダックに株式を公開。大型コンピュータのプログラム言語 BASICを一般用に修正し,さらに IBM製パソコン用の OSを開発。1981年には自社製品の MS-DOSとして発売し,1980年代のパソコン OSの業界標準となる。1985年にはマウス操作を取り入れた新 OS,ウィンドウズを発表し,1990年にウィンドウズ3.0を完成させ,1990年代の標準 OSの地位を不動のものにした。1995年に発売したウィンドウズ95,1998年のウィンドウズ98も全世界のマーケットで圧倒的なシェアを獲得した。一方,1998年には独占的な市場支配に対してアメリカ司法省などが提訴,2000年4月に OS事業と応用ソフト事業の分割命令が出された。事業内容は,主力製品のパソコン用 OSウィンドウズを中心に,幅広い用途に向けたコンピュータ・ソフトウェアの研究・開発,販売,その他ハードウェア,マルチメディア製品,書籍なども手がける。1986年には日本法人も設立されている。2000年10月,日本企業としては初めて日立製作所と提携し,企業向け情報システムサービス事業を行なう合弁会社を設立した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マイクロソフト
まいくろそふと
Microsoft Corp.

世界最大級のアメリカのコンピュータ・ソフトウェア会社。本社所在地はワシントン州レドモンド。[萩原伸次郎]

起業から世界的企業への道

1975年にニュー・メキシコ州アルバカーキで、26歳の創業者ビル・ゲイツと彼の高校時代からの友人であったポール・アレンによって設立された。パーソナルコンピュータ黎明(れいめい)期のアルテア8800用のプログラム言語のBASIC(ベーシック)を開発したことで設立されたマイクロソフトは、1977年当時では従業員9人、売上高38万ドルの規模の会社にすぎなかった。1979年にワシントン州ベルビューに移転。1981年、マイクロソフトの16ビットOS(オペレーティングシステム)のMS-DOS(エムエスドス)を採用したパーソナルコンピュータがIBMより発売された。マイクロソフトはほかのパソコンメーカーに対してもMS-DOSの採用を呼びかけ、PC/AT互換機(IBM互換機)とMS-DOSを事実上の世界標準にすることを目ざし、IBMとCPUメーカーの大手インテルと提携、コンピュータ業界の共通基盤づくりに大きな影響を与えた。1994年MS-DOSバージョン6.22が発売されるに至って、世界のパソコンの80%以上にOSとして採用されることになり、マイクロソフトに寡占的な地位をもたらした。1986年、本社をレドモンドに移転。同年、マイクロソフトの株式が公開された。[萩原伸次郎]

Windowsの成功

1991年、同社はIBMとの10年以上にわたる提携関係を解消した。IBMは次世代パソコンのOSとしてマイクロソフトと共同開発していたOS/2を軸に別個の道を選択することになった。一方マイクロソフトは、大型コンピュータからノートパソコンまで含めたすべてのコンピュータで使えるOSを目標として、1990年にWindows(ウィンドウズ) 3.0を、1992年にWindowsを急速に普及させたバージョン3.1を発表。さらにビジネス・ネットワークに対応したWindows NTをはじめ、1995年にはWindows 95、1998年にWindows 98を発売して世界的な大ヒットとなった。2000年2月には、Windows NTを発展させたWindows 2000を発表し、不安定なWindows 95や98から、より安定したOSであるWindows 2000への移行を促した。
 1990年代に入り、インテルと提携し、「ウィンテル」(ウィンドウズ+インテル)と称されるまでに市場を制覇したマイクロソフトは、市場を自由に左右できる力量をもつに至った。しかし、アメリカの公正取引委員会(FTC)は、コンピュータメーカーに対する同社のOSとソフトウェアの抱き合わせ提供が独占的であるとして、1990年2月にマイクロソフトを提訴。FTCは不正を立証できず申立てを取り下げたが、司法省は調査を継続。1995年10月に同社は連邦地方裁判所において司法省と和解し、同意審決が下されたが、司法省はマイクロソフトがその同意審決に違反しているとして、1997年10月連邦地方裁判所に提訴。さらにマイクロソフトは、1998年5月に独占禁止法違反で提訴され、1999年11月の連邦地方裁判所の事実認定に基づき、2000年4月に独禁法違反を認める一審判決が下された。同年6月、連邦地方裁判所は司法省が主張していたマイクロソフト2社分割要求を承認したが、2001年6月、連邦高等裁判所はこの分割命令を破棄、司法省もマイクロソフト社の分割を断念し、11月には司法省とマイクロソフトが和解することで合意した。[萩原伸次郎]

インターネット時代の展開

OSに次ぐ同社の重要な事業はアプリケーション・ソフトウェアの開発・製造・販売である。主要製品に、文章作成ソフトの「ワードWord」、表計算ソフトの「エクセルExcel」、データベース管理の「アクセスAccess」など複数のアプリケーションを統合したパッケージ・ソフトウェアの「オフィスOffice」がある。1984年にはアップル・コンピュータ(現、アップル)のマッキントッシュ用ソフトウェア開発にも協力した。このアップルのアプリケーション開発の経験は、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)環境にあったソフトの開発に生かされることになった。また、同社のWWWブラウザ(閲覧)ソフトである「インターネット・エクスプローラInternet Explorer」はインターネット利用者の間で幅広く利用されている。1997年、家庭用テレビでのインターネット利用を目的としてウェブTVネットワークスに出資した。マイクロソフトは、国内外のCATV(有線テレビジョン)会社との提携や買収による通信インフラへの投資を加速させ、1999年にはアメリカ最大の電信電話・データ通信会社のAT&TとCATV事業での提携を発表した。日本においても、2000年4月に国内CATV大手のタイタス・コミュニケーションズを買収し、日本国内でのCATV網を利用したインターネット事業に本格的に参入した。[萩原伸次郎]

七つの多角的事業部門制へ

2002年4月、マイクロソフトは独立採算の七つの中核的事業部門へ再編された。第1が、ウィンドウズ・クライアント・グループであり、マイクロソフトの主力製品であるWindows OSに関する部門である。Windowsは、2001年発売のWindows XPや2003年発売のWindows Server 2003、2007年発売のWindows Vista(ビスタ)、2009年発売のWindows 7(セブン)、2012年発売のWindows 8(エイト)を含めて多くのバージョンがあり、高いシェアを誇っている。第2が、インフォメーション・ワーカー・グループであり、パッケージ・ソフトウェアの「オフィス」に関する事業部門である。Windows同様、「オフィス」も多くの市場で支配的な製品となっている。第3が、マイクロソフト・ビジネス・ソルーションズ・グループであり、アメリカのグレート・プレーンズGreat Plaines社を買収して、2001年4月に設立された。この事業部門は、会社向け金融・ビジネス経営のためのソフトウェアの開発を行っている。第4が、サーバー・アンド・ツールズ・グループであり、プログラミング・ツールあるいはサーバーのソフトウェアにかかわる事業部門である。第5が、モバイル・アンド・エンベッディド・デバイシズ・グループであり、「ウィンドウズ・モバイル2003 Windows Mobile 2003」を通じてモバイル市場に参入した。第6が、MSNグループで、コンピュータ・ネットワークにかかわる部門であり、24時間ニュースを提供するテレビジョン事業など放送網にもかかわる。そして第7が、ホーム・アンド・エンタテインメント・グループであり、従来ソニーや任天堂の独壇場であった家庭用ゲーム関連の事業部門である。2001年、マイクロソフトはゲーム機Xboxを発売している。
 世界的企業に成長したマイクロソフト社は、コンピュータ・ソフトウェア市場における世界最大の多国籍企業として発展を継続している。2013年の売上高は778億4900万ドル、純利益218億6300万ドル。2011年時点でアメリカ以外の110以上の国および地域に子会社を設けており、日本では1986年2月に日本法人を設立した。国内では最大級のパッケージソフト・メーカーである。[萩原伸次郎]
『F・ムーディ著、広瀬順弘訳『わたしは電子の歌をうたう』(1997・早川書房) ▽J・ウォレス著、武舎広幸・武舎るみ訳『暴走する帝国――インターネットをめぐるマイクロソフトの終りなき闘い』(1998・翔泳社) ▽M・エラー、J・エズトロム著、三浦明美訳『ビル・ゲイツの罪と罰』(1999・アスキー) ▽デス・ディアラブ著、宮崎伸治訳『ビル・ゲイツの未来哲学――技術力・創造力・経営力に終わりはない』(2000・PHP研究所) ▽荒井久著『マイクロソフトのマネジメントでわかったこと――戦略・組織・プロセス・IT活用の実態』(2000・日経BP企画、日経BP出版センター発売) ▽ポール・アンドリューズ著、安蒜泰樹訳『マイクロソフトインターネット開拓史――ウィンドウズとウェブの統合』(2002・毎日コミュニケーションズ) ▽フレデリック・アラン・マクスウェル著、遠野和人訳『マイクロソフトCEOバルマー――世界「最強」の経営者』(2003・イースト・プレス) ▽ロバート・ブーデリ、グレゴリー・T・フアン著、依田卓巳訳『ビル・ゲイツ、北京に立つ――天才科学者たちの最先端テクノロジー競争』(2007・日本経済新聞出版社) ▽スティーヴン・メインズ著、鈴木主税訳『帝王ビル・ゲイツの誕生』上下(中公文庫)』

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