オーニソガラム(英語表記)Ornithogalum; ornithogalum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オーニソガラム
Ornithogalum; ornithogalum

ユリ科オーニソガラム (オオアマナ) 属の総称。ヨーロッパ,アフリカ,西アジアに約 100種が分布する球根多年草。線形または披針形の葉を根出させ,中心部から花茎を伸ばす。花は6枚の花被片から成り,散房または総状花序を形成する。白花種が多いが,帯緑白色,黄色,橙色などもある。白花を咲かせるオーニソガラム・シルソイデス O.thyrsoidesやオーニソガラム・アラビカム O.arabicumは花茎が 30~50cmになり,特に切り花として人気がある。自然開花期は4~5月であるが,切り花はほぼ周年流通している。オオアマナ O.umbellatumなど,耐寒性のある種は庭園や花壇などでもよく栽培される。日当りを好む。 10月頃,有機質に富む水はけのよい土壌に,球根を植付ける。南アフリカ原産種はやや耐寒性が弱く,冬期には霜よけやフレームが必要。梅雨の頃,葉先が枯れはじめたら球根を掘上げ,秋まで貯蔵する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

オーニソガラム(Ornithogalum)

ユリ科の多年草。ヨーロッパおよびアフリカ原産。花壇・切り花用。5月下旬ごろ6弁の純白花をつける。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

オーニソガラム

ヨーロッパ,アフリカ,西アジア原産のユリ科の一属。日本にもオーニソガラム・アラビカム,オーニソガラム・シルソイデス,オーニソガラム・コウダタム,オーニソガラム・ウンベラタム,オーニソガラム・サウンデルシアエ等,数種が栽培されている。線形の葉を根生し,春〜初夏に長く伸びた花茎の先に散房花序をつけ,花被片は6枚。球根を秋植にし,分球でふやす。高性種は切花用,矮(わい)性種は鉢植,花壇に向く。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

オーニソガラム【Ornithogalum L.】

ユリ科の球根植物。観賞するため栽植される。原産地は小アジア,地中海沿岸地方,南アフリカなどで,約150種が知られている。通常は秋植え球根として扱われ,地中海付近のものは耐寒種で,南アフリカのものには半耐寒種が多い。葉は多肉質の披針形で根生し,普通5~8枚が地に接して広がり,中心より花茎を出し開花する。高性種は切花向きに,矮性(わいせい)種は花壇,鉢植えに利用される。花は白色が多く,花弁が厚く花もちが良い。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

オーニソガラム【Ornithogalum】

ユリ科オオアマナ属の球根植物。ヨーロッパ・アフリカ・西アジア原産。約100種が知られる。花は総状または散房花序。草丈50~60センチメートル、花被が純白でめしべが黒色のクロボシオオアマナ、花が白色で星形に開く矮性わいせいのオオアマナなどが観賞用に栽培される。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オーニソガラム
おーにそがらむ
Ornithogalum

ユリ科の1属名。ヨーロッパ、アフリカ、西アジア原産の球根草で、約100種知られている。花は6花被片(かひへん)からなり、無葉の花茎に総状または散房花序をつける。花色は多くは白で、まれに黄色種もある。園芸的に優れた種類が花壇用や切り花用として栽培される。[平城好明]

種類

アラビカム(和名クロホシオオアマナ)O. arabicum L.は地中海沿岸原産で、50~60センチメートルの花茎に、純白の花を6~12個総状に開く。雌しべが大きく黒色で、花被との対照が美しい。植え付けは10月中旬から11月下旬で、花期は5月。夏に葉が枯れたら掘り上げる。ウンベラータム(英名スター・オブ・ベツレヘム、和名オオアマナ)O. umbellatum L.は地中海沿岸原産で、耐寒性のある矮性(わいせい)種。茎は高さ20~30センチメートル、花は白色で花弁の裏は緑色。花壇や鉢植えに適する。シルソイデスO. thyrsoides Jacq.は南アフリカ原産で、円錐(えんすい)花序に白色花を密につける。花もちがよいので切り花用に栽培する。[平城好明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

オーニソガラム

〘名〙 (Ornithogalum)
① ユリ科オオアマナ属の属名。多年草で、ヨーロッパ、アフリカ、西アジアに一五〇種ほどあり、観賞用に栽培されるものが多い。
② オーニソガラム属の一種オーニソガラム‐アラビカム。地中海沿岸原産で、栽培される。葉は長さ約六〇センチメートル、幅約二・五センチメートルの線形または革紐状。五月下旬ごろ六〇~七〇センチメートルの花茎を伸ばし、六弁の純白花をつける。和名クロボシオオアマナ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

アポ電詐欺

《「アポ」は「アポイントメント」の略》電話を使用した振り込め詐欺の一。身内の者になりすまして電話番号が変わったと伝え、再度電話して金銭を要求したり、役所の担当者や銀行員などになりすまして電話をかけ、後...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android