オールドローズ(英語表記)old rose

翻訳|old rose

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オールドローズ
old rose

モダンローズ (現代バラ) に対する語。その定義をめぐってはさまざまの説があるが,通常は最初のハイブリッド・ティーであるラ・フランスが作出された 1867年より前に培,鑑賞されていたバラをさす。バラの歴史は古く,その種類も豊富であるが,19世紀末ヨーロッパで裁培されていたバラに中国のバラを交配してできたハイブリッド・ティーが出現してから品種はさらに増加した。オールドローズはそれ以前のバラで,ガリカ,ダマスクアルバなどの品種をさす。一般に高さ 2mほどでブッシュ状となり,香りが強く花弁数が多い。現代のものと違って年に1度しか開花しない。近年のガーデニングブームにより注目されるようになった。

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色名がわかる辞典の解説

オールドローズ【old rose】

色名の一つ。JISの色彩規格では「やわらかい」としている。薔薇ばらを意味するローズから派生した色名。一般に、色褪せてくすんだようなローズのこと。赤みの強い、くすんだピンク色。オールドがつくと「灰みがかった」という形容もされる。マイナスイメージではなく、淡い色合いに対する価値を認めており、19世紀の流行色とされる。ビンテージ商品を愛好するような感覚。植物の薔薇そのものでも、モダンローズに対するオールドローズというカテゴリーがあり、古いタイプの薔薇として現代でも栽培されている。ただし、色はさまざま。

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大辞林 第三版の解説

オールドローズ【old rose】

一九世紀までヨーロッパで栽培されていた薔薇ばらの総称。
灰色がかった薔薇色。

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精選版 日本国語大辞典の解説

オールド‐ローズ

〘名〙 (old rose)
① しおれたバラの色。濃い桃色。灰紫色
※大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉九「オールド・ローズの長い毛糸の肩かけ」
野生種や一八六七年以前に存在していた園芸種の系統のバラ。フランスバラ、ダマスクバラ、ティーローズなど。

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