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カトレア 〈ラテン〉Cattleya

デジタル大辞泉の解説

カトレア(〈ラテン〉Cattleya)

ラン科カトレア属の植物の総称。花は大形で、色は、白・桃・紅・黄・紫紅色など多様。熱帯アメリカの原産で、樹木の枝に着生。名は英国の植物愛好家カトレイ(W.Cattley)にちなむ。19世紀初期より栽培され、多くの品種がある。ひのでらん。 冬》

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百科事典マイペディアの解説

カトレア

熱帯アメリカ原産のラン科の一属。短い根茎で樹木に着生し,偽球茎の先端に1〜2枚の革質の厚い葉をつける。花は大輪華麗で芳香があり,紅紫色または白色が多い。唇弁(しんべん)は大型で,基部は内側に巻いて蕊柱(ずいちゅう)を包む。
→関連項目ラン(蘭)レリア

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世界大百科事典 第2版の解説

カトレア【Cattleya】

花が大きくて美しいものが多く,〈ランの女王〉といわれるラン科植物。カトレア属Cattleyaは熱帯アメリカに原種が約40種分布し,樹木に着生して生活する。しかし,これら原種の栽培はほとんどなく,改良された園芸品種や属間交配種が切花や鉢花として利用されている。1818年ブラジルで発見され,24年イギリスで最初の花が開き,時の園芸家であったカトリーW.Cattleyにちなんで学名がつけられた。日本へは明治年間にイギリスより渡来している。

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大辞林 第三版の解説

カトレア【Cattleya】

〔イギリスの植物収集家ウィリアム=カトレー(William Cattley)の名にちなむ〕
ラン科カトレア属の植物の総称。南アメリカの熱帯原産の多年草。樹木などに着生する。茎葉ともにやや多肉質。頂に大きな花が二、三個つく。色は淡紫・ピンク・白色などで園芸品種が多い。カトレヤ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カトレア
かとれあ
[学]Cattleya

ラン科の1属名。中央アメリカ、南アメリカ原産。自生地では樹木の枝に着生し、気根を出す好気性の着生の洋ラン。洋ランのなかではもっとも華麗である。属名は、イギリスの植物愛好家のカトレイWilliam Cattleyの名にちなむ。園芸上ではカトレア、レリア、ブラサボラ、ソフロニティスの4属と、この相互間の雑種のブラソカトレア、レリオカトレア、ブラソレリオカトレア、ソフロカトレア、ソフロレリオカトレアと、4属が交配されているポチナラなどをカトレアと総称していたが、最近はカトレア属とエピデンドルム属との間にエピカトレアが、ブロートニア属との間にカトレトニアが、ディアクリウム属との間にディアカトレアなどの人工新属が生まれ、これらを含めてカトレア類とも総称している。花色は白、桃、紅(べに)、朱赤、紫紅(しこう)、橙黄(とうこう)、黄色などと多様で、普通は径15~18センチメートルの大輪花を3個以上つけるものもある。春咲きから冬咲き種まであり、二季咲き種も含めると一年中花がみられる。栽培には冬に最低10℃を保つ場所が必要で、生育期は春から初秋まで。この間寒冷紗(かんれいしゃ)下に株を置き、水やりと施肥をよくし、春に出た芽を大きくすると、初秋ころから花芽がみえだす。植込み材料にはミズゴケ、軽石、バークなどを単用するが、ミズゴケ以外のものの場合は肥料をすこし増やさないと花芽は出にくい。
 繁殖は株分け、実生(みしょう)のほか成長点培養(メリクロン)によってもできるが、一般には株分けによる。株分けは3、4年ごとの春または秋に、大株になったものを2、3芽ずつに分けて行う。実生は新品種をつくるとき以外は行わない。[江尻光一]

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