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カメノコテントウ

百科事典マイペディアの解説

カメノコテントウ

テントウムシ科の甲虫の1種。日本産テントウムシ科の最大種。体長12mm内外,黒地に特異な赤紋がある。日本全土,中国に分布。幼虫はクルミハムシなどの幼虫を食べ,成虫で越冬。
→関連項目テントウムシ

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世界大百科事典 第2版の解説

カメノコテントウ【Aiolocaria hexaspilota】

甲虫目テントウムシ科の昆虫(イラスト)。体長が11~13mmの大型種。背面は黒色で光沢があり,胸部側縁に黄白色紋を,上翅に赤色の亀甲紋を有する。日本各地のほか,台湾,中国南部,ヒマラヤ地方,インド北部などに分布する。成虫は5月ごろから出現し,ノグルミサワグルミオニグルミなどの葉を食べるクルミハムシの幼虫を捕食する。5~6月にクルミ類の葉の裏面に橙赤色で楕円形の卵を20~40個ずつかためて産みつける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カメノコテントウ
かめのこてんとう / 亀子瓢虫
[学]Aiolocaria hexaspilota

昆虫綱甲虫目テントウムシ科に属する昆虫。日本各地、中国などに分布する。体長11~13ミリメートル。黒色で円形、背面は膨らみ、前胸両側は黄白色、上ばねの亀甲(きっこう)紋は赤い。成虫、幼虫ともにクルミハムシ、ヤナギハムシなどハムシ類の幼虫を捕食する益虫で、捕まえると赤い液を出す。北海道にはこれによく似たナガカメノコテントウA. mirabilisがおり、上ばねの赤色紋は比較的小さく、ときに消失する。[中根猛彦]

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世界大百科事典内のカメノコテントウの言及

【テントウムシ(天道虫)】より

…白渋病菌を食べる種類としてシロジュウニホシテントウ(シロホシテントウ)Vibidia duodecimguttata,ジャガイモやナスの葉を食べる種類としてはニジュウヤホシテントウHenosepilachna vigintioctopunctata(イラスト)などがあげられる。そのほか,カメノコテントウAiolocaria hexaspilota(イラスト)はクルミハムシを捕食することで知られるが,テントウムシ科の食性からみて特殊なものである。 幼虫には蠟質の分泌物で体を覆うもの,いぼ状やとげ状の突起を背面に並べるものが少なくない。…

【テントウムシ(天道虫)】より

…白渋病菌を食べる種類としてシロジュウニホシテントウ(シロホシテントウ)Vibidia duodecimguttata,ジャガイモやナスの葉を食べる種類としてはニジュウヤホシテントウHenosepilachna vigintioctopunctata(イラスト)などがあげられる。そのほか,カメノコテントウAiolocaria hexaspilota(イラスト)はクルミハムシを捕食することで知られるが,テントウムシ科の食性からみて特殊なものである。 幼虫には蠟質の分泌物で体を覆うもの,いぼ状やとげ状の突起を背面に並べるものが少なくない。…

※「カメノコテントウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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