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カルメル山 カルメルさん Mount Carmel

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カルメル山
カルメルさん
Mount Carmel

ヘブライ語表記では Ha-Karmel。イスラエル北西部の山地。パレスチナの中央を南北に縦断するユダ,サマリヤ山地の北部から北西に突出する形で連続し,北東側をハイファ海岸平野とエズレル低地に,西側を地中海岸にはさまれ,ほぼ三角形状をなしている。

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デジタル大辞泉の解説

カルメル‐さん【カルメル山】

Mount Carmel》イスラエル北部の山。ハイファの南東に位置する。標高544メートルキリスト教カトリック修道会の一つ、カルメル会の発祥地。ネアンデルタール人の化石が発見された南麓の洞穴は、2012年、世界遺産文化遺産)に登録。

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大辞林 第三版の解説

カルメルさん【カルメル山】

〔Carmel〕 イスラエル北部にある山。海抜546メートル。カルメル会やネアンデルタール人の化石を出土した洞穴遺跡で知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カルメル山
かるめるざん
Mt. Carmel

西アジア、イスラエル北部にある山。地中海岸の都市ハイファの南東8キロメートルに位置し、標高546メートル。この山の名は、祈りの場として『旧約聖書』に出ており、またカトリックの修道会であるカルメル会が6世紀にここを本拠としていたことでも知られているが、今日では重要なネアンデルタール人骨を出土した洞穴遺跡として有名である。
 ここには、タブーン(かまどの意)洞穴、スフール(子ヤギの意)洞穴、ワド(涸(か)れ谷の意)洞穴などがある。これらは、1929~34年にイギリスの考古学者ギャロッドDorothy A. E. Garrod(1892―1968)とアメリカの考古学者マッカウンT. D. McCownに率いられる両国の調査団によって発掘された。タブーン洞穴からは、30歳前後の女性のほぼ完全な骨格が出土したが、これは典型的なネアンデルタール人の特徴を保有していた。スフール洞穴からは10体の男女骨格(うち3体は小児)が出土した。スフール人はネアンデルタール人と現生人類の中間的特徴を示しており、たとえば第5号人骨は成人男性であるが、突出した眼窩(がんか)上隆起を除くと現生人類的であった。両洞穴とも、ルバロワゾ・ムステリアン型石器を出土し、しかも互いに200メートル程度離れているだけである。このためカルメル山の人骨について、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスとが共存していて混血したとする混血説と、ネアンデルタール人からホモ・サピエンスに進化する途上のものという移行説とがたてられた。しかし、前者は不自然な考え方であるとみられており、さらに中近東地区から類似した人骨が発見されたこともあって、現在、後者の説が確実だとされている。年代は当初両者とも、4万年前とみられたが、最近の検査ではタブーン人は10万年前以上とみられており、スフール人も10万年前とされるが、確実ではない。なお、両洞穴の中間に位置するワド洞穴からは、後期旧石器時代および中石器時代に属する人骨が多数発見されている。[香原志勢]

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