カンキュウチュウ(肝吸虫)(読み)カンキュウチュウ

百科事典マイペディア の解説

カンキュウチュウ(肝吸虫)【カンキュウチュウ】

肝臓ジストマとも。長さ10〜25mm,吸虫類に属する扁形動物。柳葉形の寄生虫東南アジアに分布し,日本でも低湿な湖沼地などに流行地がある。マメタニシが第1中間宿主コイフナモツゴなどの淡水魚が第2中間宿主で,これを生で食べると人の肝臓内の細胆管に寄生する。重症になると肝臓障害を起こす。駆虫にはプラジカンテルを用いる。
→関連項目寄生虫キュウチュウ(吸虫)ジストマ

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