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ガルダ Garuḍa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガルダ
Garuḍa

インド神話に現れる巨大な鳥の名。鳥族の首長で,へび族 (→ナーガ ) の敵。伝説によれば,ガルダは母親がへび族にはずかしめられたのを恨み,それ以来,へびたちを食べるようになったといわれる。ビシュヌ神の乗物。仏教にも取入れられ,迦楼羅 (かるら) と音写,金翅鳥 (こんじちょう) と漢訳され,仏法を守護する八部衆の一つとされる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガルダ【Garuḍa】

ヒンドゥー教の神名。鳥類の王とみなされる伝説上の巨鳥。迦楼羅(かるら)と音写される。《リグ・ベーダ》に見えるスパルナ(〈美しい翼を持つもの〉の意)の神話がガルダ伝説の淵源と考えられ,金翅鳥(こんじちよう),妙翅鳥と訳される。ガルダは蛇族の奴隷にされた母のビナターを救うために,不死の飲料であるアムリタamṛta(甘露)を神々から奪い,蛇族のもとに運ぶ。しかしインドラ神と密約を結び,それを蛇から取りもどし,かつそれ以後,蛇(竜)を常食とするようになったという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガルダ
がるだ

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世界大百科事典内のガルダの言及

【八部衆】より

…非天と訳されることもある。(6)迦楼羅(ガルダgaruḍa) 鷲が神格化されたもの。金翅鳥(こんじちよう)とも訳され,竜のライバル。…

【インド神話】より

…その際,海中から次々と珍宝が出現し,ビシュヌの妃となったシュリー・ラクシュミーŚrī‐Lakṣmī(吉祥天女)もそのときに海中から現れた。ビシュヌはまた,聖鳥ガルダ(迦楼羅,金翅鳥)を乗物とする。このガルダは,母を奴隷にした蛇族に復讐するため,蛇(竜)を食べるとされる。…

【迦楼羅】より

…サンスクリット名はガルダgaruḍa。インドの神話に登場する鳥類の王で竜を常食するとされる。…

【生命の樹】より

…この木の梢には1羽のワシが座を構え,ニーズホッグという竜がその根をかみ,4頭のシカがその枝の若芽を食い,1匹のリスが木を上ったり下りたりしてワシの語ることを根元の竜に伝えているという。古代メソポタミアやペルシアの神話にみられる〈生命の樹〉も,その梢にはワシが座を構えており,インドの神話では,ワシにかわって金翅鳥ガルダが活躍する。このように,〈生命の樹〉と特定の動物との組合せが広くみられるのも興味深い現象で,モティーフの伝播が想定されるゆえんである。…

【八部衆】より

…非天と訳されることもある。(6)迦楼羅(ガルダgaruḍa) 鷲が神格化されたもの。金翅鳥(こんじちよう)とも訳され,竜のライバル。…

※「ガルダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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