クセジュ(英語表記)Que sais-je?

デジタル大辞泉 「クセジュ」の意味・読み・例文・類語

クセジュ(〈フランス〉Que sais-Je?)

フランスの代表的な小型文庫本。標題モンテーニュの「われなにをか知る」から。クセジュ文庫。

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精選版 日本国語大辞典 「クセジュ」の意味・読み・例文・類語

クセジュ

  1. ( [フランス語] Que Sais-Je? ) 叢書。フランスの代表的な小型文庫本。一九四一年以来、プレス‐ユニベルシテール‐ド‐フランス社が刊行。標題はモンテーニュの「われなにをか知る」からとったもの。クセジュ文庫。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クセジュ」の意味・わかりやすい解説

ク・セ・ジュ
Que sais-je?

「私は何を知っているか」の意。モンテーニュの言葉 (『エセー』第2巻第 12章レイモン・スボンの弁護) で,彼の懐疑主義表明として有名。彼は,完全な懐疑主義は「私は疑う」という一つの断定を下すことになって矛盾に陥るから,「私は何を知っているか」という表現をとるべきであるとしたが,彼の立場は懐疑主義としても穏やかなものであり,刻々変化する自己内面省察主眼とする相対主義であったから,この言葉は常に問い続ける柔軟な精神標語と解されている。

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デジタル大辞泉プラス 「クセジュ」の解説

クセジュ

《Que sais-je?》フランスのファッション・香水ブランド、ジャン・パトゥのフレグランス。1925年発表。フランス語で「私は何を知っているだろう」の意。16世紀の思想家、モンテーニュの主著「エセー」の中の有名な一文から。ジャン・パトゥが同年発表した「愛の三部作」と呼ばれる香水シリーズのひとつ。

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