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クマナ Cumaná

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クマナ
Cumaná

ベネズエラ北東部,スクレ州州都。首都カラカスの東約 300km,カリブ海に注ぐマンサナレス川の河口からやや上流の沿岸に位置する。 1523年に建設され,ヨーロッパ人が建設した南アメリカ最古の町といわれる。海賊の攻撃や,たび重なる地震で被害を受けたが,植民地時代を通して周辺地域やスペイン本国との貿易により繁栄。現在は背後に豊かな農業地帯を控えて,商工業中心地として発展。コーヒー,カカオサトウキビ,タバコ,豆類,果実などを集散するほか,イワシの缶詰工業が重要。近くには大規模な綿織物工場がある。オリエンテ大学 (1958) 所在地。南西のバルセロナから道路が通じる。人口 21万 2492 (1990) 。

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デジタル大辞泉の解説

クマナ(Cumaná)

ベネズエラ北東部の都市。スクレ州の州都。カリブ海に注ぐマンサナレス川の河口に位置する。16世紀前半に建設された南アメリカ最古のスペイン人入植地の一。砂糖・コーヒーの積出港として栄え、現在は漁業水産加工業が盛ん。沖合マルガリータ島航路で結ばれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

クマナ【Cumaná】

ベネズエラ東部,スクレ州の州都。人口21万2432(1990)。1520年にマンサレス川の河口に建設された南米最古のスペイン都市で,1569年までヌエバ・コルドバと呼ばれた。植民地時代は砂糖,コーヒーなどの熱帯性農産物が生産され,またラス・カサスが1521年にここでキリスト教に基づいた原住民の理想社会を建設しようとした。今日では,水産加工業が進出し,沖合のマルガリータ島の諸都市とともにベネズエラ漁業を担っている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クマナ
くまな
Cuman

南アメリカ北部、ベネズエラ北東部の港市。スクレ州の州都。人口26万9428(2000)。1520年に建設された南アメリカ最古のスペイン人の都市である。イワシの缶詰工場があり、コーヒーとカカオの輸出港でもある。北方のマルガリータ島へフェリー・ボートが発着する。アヤクーチョ戦争(1824)を記念する博物館やサン・アントニオ城は訪問者が多い。[山本正三]

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世界大百科事典内のクマナの言及

【ラス・カサス】より

…その中で黒人奴隷の導入を勧告したが,これはずっとのちに反省,撤回した。19年にはスペイン人農夫,兵士およびインディオの共存共栄を目的とする植民案を国王に提出し,翌20年から21年にかけてクマナ地方(現,ベネズエラ北岸)で計画を実行に移すが,難破,農夫の逃亡,兵士の離散など悪条件が重なり,計画は完全に失敗した。のち,イスパニオラ島のドミニコ会修道院に入り,24年ドミニコ会修道士となる(〈第2回目の回心〉)。…

※「クマナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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