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クモキリソウ くもきりそう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クモキリソウ
くもきりそう / 雲切草
[学]Liparis kumokiri F. Maekawa

ラン科の多年草。1~2センチメートルの偽球茎があり、冬には地上部は枯死し、地中の偽球茎で越冬する。春、偽球茎の側方の芽を展開する。花をつける株では葉は2枚あり、長楕円(ちょうだえん)形、長さ10~20センチメートル。6、7月に葉間から花茎を出し、3~10個の花をつける。花は淡緑色または暗紫色、径約1センチメートル。山地の落葉樹林下に生育し、北海道から九州、および朝鮮半島に分布。クモキリソウ属は蕊柱(ずいちゅう)が伸長し、唇弁が反転するなどの特徴があり、近縁の属から区別され、約300種あり、とくに熱帯に多い。[井上 健]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のクモキリソウの言及

【スズムシソウ】より

…ときに観賞のために栽培される。 スズムシソウの属するクモキリソウ属Liparisは大きな属で,約300種が熱帯を中心に分布する。日本には9種ある。…

※「クモキリソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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