クリスタラー(英語表記)Christaller, Walter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クリスタラー
Christaller, Walter

[生]1893.4.21.
[没]1969.3.9.
ドイツの地理学者。エアランゲン大学でグラドマンの弟子として都市地理学の研究に従事した。 1933年に発表した『南ドイツにおける中心地』 Die zentralen Orte in Süddeutschlandは当時あまり注目されなかったが,50年代の地理学に大きな影響を与えた。そこで彼は,理論的な中心都市の市場圏は正六角形の蜂の巣構造を示すことを提唱したが,この考え方は,都市の位置,規模,数についての規則性を求める中心地理論として発展し,イギリス,スウェーデン,フィンランド,アメリカ合衆国などで広く研究され,地域的に応用されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

クリスタラー【Walter Christaller】

1893‐1969
ドイツの地理学者。シュワルツワルトの牧師の家(母は小説家)に生まれ,地図の好きな少年として成長したが,1913年ハイデルベルク大学では経済学を専攻し,A.ウェーバーに学んだ。しかしまもなく第1次世界大戦に従軍して負傷し,エルランゲン大学(経済学)を卒業したのは30年であった。その後も同大学の地理学者R.グラートマンの講義を聴き,《南ドイツの中心地》(1933)を学位論文として提出した。それは,都市の数・規模・分布や都市と農村間の機能的関係について経済理論を用いて説明したものであったが,当時の地理学からはあまり評価されず,むしろ,発足まもない国土計画調査機関に認められ,第2次大戦中,40年ころよりドイツ軍の東方占領地区(ポーランド)の集落計画に従事した。

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大辞林 第三版の解説

クリスタラー【Walter Christaller】

1893~1969) ドイツの地理学者。都市の成立と立地の関係を説く立地論を提唱。著「都市の立地と発展」

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