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中心地理論 ちゅうしんちりろんcentral place theory

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中心地理論
ちゅうしんちりろん
central place theory

都市をある地域の中心地という観点から把握した,都市の分布,数,規模 (大きさ) などの規則性に関する理論。 W.クリスタラーおよび A.レッシュによって発展させられた。中心地には,都市の機能によって高次から低次への階層性があり,その機能の及ぶ範囲を都市圏と呼ぶ。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうしんちりろん【中心地理論】

W.クリスタラーの名著《南ドイツの中心地》(1933)によって確立された立地論。中心地central placeとは,その周辺地域に財やサービスを供給する,中心(地)機能central functionをもつ場所である。都市の大部分はこのような中心機能をもち,勢力圏service areaを保持するので中心地といえる。都市は通常,その勢力圏住民にとって買物地となり,住民に対して教育,文化,行政,医療などのサービスの供給を基本的機能としており,すべての都市には必要としない鉱工業や観光などの都市機能とは区別して考えられている。

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世界大百科事典内の中心地理論の言及

【地域】より

… ふしぎなことに,この画期的なチューネンの法則が,正当に評価されるまでには100年近い年月を必要とした。ともあれ,地理学界においては,1930年代にまず農業地域区分の重要原理として確認され,さらにW.クリスタラーの中心地理論(1933)にも,少なからず影響を与えた。その中心地理論は,〈チューネンの孤立国〉の境壁を撤去して現実社会に適用しうる次元にまで高められており,さらにA.レッシュの経済立地論(1940)によって補強されて,第2次大戦後における都市システム,地域システム研究のパラダイムとなった。…

【都市】より

…資源立地の都市は,資源に偏在があるため立地の法則は見いだせないし,中心性もあまり大きくないが,商業,交通,政治などの機能によって立地する都市は中心性が大きく,周囲の農村集落や町や他の都市との間に階層的関係をもち,配置関係も存在する。W.クリスタラーは1933年,南ドイツ平原の都市分布から都市の中心性と階層性を見いだし,交通系その他の分析を経て,理論的な中心都市の分布は正六角形の蜂の巣構造をなすという中心地理論を展開した。そして都市の中心性を次式で表現させた。…

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