クリーンエネルギー自動車(読み)クリーンエネルギーじどうしゃ

百科事典マイペディアの解説

クリーンエネルギー自動車【クリーンエネルギーじどうしゃ】

石油以外の資源を燃料に使うことによって,既存のガソリンカーディーゼルカーよりも窒素化合物,二酸化炭素などの排出量を少なくした自動車。天然ガス自動車,電気自動車メタノール自動車,水素自動車,ガソリンカーと電気自動車を組み合わせたハイブリッド・カー燃料電池車などがある。低公害車,クリーンカーとも。 1994年の新エネルギー導入大綱において天然ガス自動車,電気自動車,メタノール自動車の導入促進が決められ,経済的補助,燃料供給設備の整備などが進行中。米国では,カリフォルニア州が2003年から販売台数の1割を排気ガスのまったく出ないゼロ・エミッション車にすることを義務づけたほか,政府がメーカー各社と共同で超低燃費自動車の開発に取り組むなど,本格的な普及段階に入りつつある。 クリーンエネルギー自動車のうちもっとも有望視されている天然ガス自動車は,窒素化合物を,ディーゼルカーに比べ60〜80%,ガソリンカーに比べ40〜70%低減することが可能。先進国,途上国を問わず,世界で100万台が普及している。一方,電気自動車は走行中の排気ガスはゼロだが,電気を作り出す発電所で窒素酸化物や二酸化炭素を排出する点と高性能バッテリーの開発に課題が残されている。メタノール自動車は走行試験段階にあり,実用化にはまだ時間が必要(近年,バイオエタノールを用いたエタノール自動車が注目されている)。なお,2001年度に〈低公害車〉の自動車税を優遇する税制(自動車グリーン税)が導入された。国土交通省によると,CO2排出の少ないガソリンカーが中心だが,低公害車の国内登録は2002年4月の200万台から翌年9月末の575万台に増加している。→新エネルギー燃料電池
→関連項目自動車排出ガス規制

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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