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クロイゲ Sageretia theezans (L.) Brong.

世界大百科事典 第2版の解説

クロイゲ【Sageretia theezans (L.) Brong.】

クロウメモドキ科の半常緑あるいは落葉でややつる性の低木短枝が変形したとげを有し,枝は灰色で短い軟毛がある。葉は対生し,短い有毛の葉柄がある。葉身広卵形で長さ2~3cm,こまかい鋸歯があり,革質で光沢がある。花は頂生または腋生(えきせい)する穂状花序につき,小型で黄色。花期は秋,黒熟する核果は2~3個の種子を有する。温暖地の海浜の向陽地に多く,四国,九州から南西諸島,中国大陸,さらにヒマラヤにまで分布している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロイゲ
くろいげ
[学]Sageretia thea (Osbeck) M. C. Johnst.

クロウメモドキ科の半常緑の低木で高さ2メートルに達する。枝は半つる性、灰黒色で刺(とげ)があり、若いときには灰色の毛がある。葉は卵形で長さ1~4センチメートル、質が厚く光沢があり、微細な鋸歯(きょし)があり、互生するが対生のようにみえる。花は黄色で、10月、円錐(えんすい)状花序に多数つく。果実は核果で、紅色ののちに黒紫色となり、食べられる。四国、九州、沖縄および中国、インドなどに分布する。クロイゲ属は十数種がアジアと北アメリカにあり、日本には本種1種のみ分布する。[門田裕一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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