クロイツベルク(読み)くろいつべるく(英語表記)Harald Kreutzberg

百科事典マイペディア 「クロイツベルク」の意味・わかりやすい解説

クロイツベルク

チェコ出身のドイツ舞踊家,振付家。ウィグマンらに学ぶ。1922年ハノーファー・バレエ団に入団,Y.ゲオルギー〔1903-1975〕のパートナーとして世界各地で公演した。ノイエタンツモダン・ダンス)の代表的作家としてベルリン国立歌劇場などドイツ国内の多く劇場で活躍した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロイツベルク」の意味・わかりやすい解説

クロイツベルク
くろいつべるく
Harald Kreutzberg
(1902―1968)

ドイツの舞踊家。ボヘミアのライヘンベルグ生まれ。マリー・ウィグマンとマックス・テルピスに学ぶ。20世紀初期の表現主義的な「ドイツ・モデルネ・タンツ」を代表する一人。頭を剃(そ)り、不気味な存在感を漂わせた独特の風貌(ふうぼう)で、イボンヌ・ゲオルギと組んで世界各国を公演。わが国には1934年(昭和9)アメリカのルース・ページをパートナーに来日、『三つの狂態』『帝王踊り』『反逆』などを上演した。55年にスイスベルンに移り、舞踊教育に専心した。

市川 雅]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロイツベルク」の意味・わかりやすい解説

クロイツベルク
Kreutzberg, Harald

[生]1902.12.11. リベレッツ
[没]1968.4.24. ベルン近郊
ドイツの舞踊家。 M.ウィグマン,R.ラバンに学び,表現主義舞踊の旗手であった。 M.ラインハルトオペラトゥーランドット』や『夏の夜の夢』のパックなどに出演。 Y.ゲオルギや R.ページとアメリカを巡演したのち,自身のリサイタルを各地で催した。 1959年引退してからは,スイスのベルンに開設した自身の舞踊学校で後進の指導にあたった。

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367日誕生日大事典 「クロイツベルク」の解説

クロイツベルク

生年月日:1902年12月11日
ドイツの舞踊家
1968年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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