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クロロピクリン chloropicrin

翻訳|chloropicrin

大辞林 第三版の解説

クロロピクリン【chloropicrin】

ピクリン酸のアルカリ性水溶液に塩素を作用させてつくる油状の液体。化学式 CCl3NO2 強い催涙・窒息作用をもつので毒ガスとして用いた。また、殺虫・殺菌剤や染料の原料に用いる。クロルピクリン。ニトロクロロホルム。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

クロロピクリン

畑の土の殺虫や消毒などに使われる薬物で、毒物及び劇物取締法で「劇物」に指定されている。気化しやすく、強い催涙性や独特の刺激臭がある。顔を近づけただけで吐き気やめまいなどの症状を引き起こし、吸い込むだけで死に至ることもある。「クロールピクリン」などの名称で販売されており、国内では48年から使われている。販売店は購入客の氏名や住所などを記録しなければならない。

(2008-05-22 朝日新聞 夕刊 1総合)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロロピクリン
くろろぴくりん
chloropicrin

農薬の一種。クロルピクリンともいう。命名法による名称はトリクロロニトロメタン。化学式CCl3NO2、分子量164.4、融点-64℃、沸点112℃である。有機ニトロ化合物に塩素を作用させて得る揮発しやすい無色油状液体である。酸化性、腐食性があり、皮膚、粘膜を刺激する有毒物質であるが、その毒性と揮発性を利用して、穀物、果実、種子、土壌などの燻蒸(くんじょう)、殺虫・殺菌剤に使われる。人間に対しては、大気中濃度19ミリグラム/立方メートルで催涙性を示し、2グラム/立方メートルで致命的となる。催涙窒息性の毒ガスに使われたことがあり、アメリカではPS、フランスではAquinite、ドイツではKlopとよばれることがある。[岩本振武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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